🐣 side
あなたさんが会社を辞めて早3ヶ月.
僕は何故かあなたさんの配属していた部署に移動になった.
そしてあなたさんの使っていたデスクを使う事に.
隣にはスビンが居る.
真面目にパソコンと向き合うスビン
今日は用があるんだ ,
席が隣な為、独り言のように話し掛ける
パソコンを打つ手が止まる
スビンの年齢は19歳 ,
高校を卒業して入社してきた
僕は1つ役職が上の代理.
あなたさんはまだ平社員だった。
課長は気が変わりやすい人だ
本来ならば、僕だけが行く予定はずだったのに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
取引先は、隣町 。
電車一本でそこから歩いて行ける距離だ 。
最寄り駅から5駅で下車し、
取引先まで10分程歩いている時だった.
隣を歩いていたスビンが居ない。
にしても僕より身長が高いスビン
確かに早く歩き過ぎたかもしれない
腕時計をちらっと見ると,予定より20分は早く着く.
スビンは笑顔で走って行く
それから5分程した頃,
スビンが両手にパン2つ抱えて戻ってきた
それにしても
5分しか経ってないのに少し休んだ事になるのか?
とても甘そうな女子が好きそうなクリームパンを受け取った
パンを食べながら 再度二人で歩き出した.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!