あの日から私は無心に過ごした .
だけど無心でいると何か勘づかれて
余計な心配をかけてしまうかもしれない。
だから私はこうやって皆の機嫌を取る.
態々外出してまで美味しい珈琲を他の社員に配る
だけど1人 、厄介なのが居た 。
カタカタとパソコンを打つ手を止め ,
珈琲を手に取って匂いを嗅ぎ始める男 .
なんて私が言うと 、 バカにしたように
ふっ " と鼻で笑われた 。
こうやって笑ってくるんだ
何かあるなら言えばいいのに , そう毎回思う。
それが会社の中での唯一のストレスだった。
何時もは作り笑いを浮かべてその場を去るが
今日という今日はこの溜まりに溜まったストレスを発散する為に ,
刃向かってしまった。
男が顔を上げ , ばちっ " と目が合う .
私が少し大きな声を出すと 、
周りの音が静まったような気がした。
この空気感 、 良くない 。
頭を下げて、すぐにその場を立ち去ろう 。
がしっ "
私の手首を誰かが掴んだ
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こちら、書き溜めです 🙌🏼
出すか迷ってたけど 、このまま消すのも勿体無いので出しました (結局)
※あと1話あります.
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。