こうやって話している間も寒くて仕方ない
まだ何か言いそうなテヒョンを無視して風呂場へ向かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🐰 side .
俺は殺されて幽霊になった .
殺され方はグロテスクなんだけど ,
幽霊といっても死んだ時の姿なんだ .
つまり首だけ 。
霊感がある人はきっと
俺を見たら怖くなるだろうな
俺はあいつを恨んでる
あなたに触れられるし ,
あなたにはあいつが見えるし ,
簡単に会うことができるし
死んでからこの姿であなたとあいつが関わっている所を何度見た事か。
あなたに真実は伝えられたのに
あいつがまた邪魔してきた.
1度別れたくせにいつまで執着しているんだ "
あなたと何があったんだ "
あいつはどうして人間の姿になれるんだ ? "
それは、幽霊になってから授かった能力なのか ?
俺だったら他の幽霊が何処にいるか気配を感じ取れる能力.
何も教えられる事は無かった 。
死んでからずっと幽霊になって街を彷徨ってる
神様とか、死神とか 、そんなの物語だけの話 ?
誰も現れないし , 探しても居ない .
会って話したいし , 色々聞きたい .
きっとあなたは俺の事を忘れてはいないし
あいつをまた好きにはならないと思う
あなたはストーカーしてた俺を受け入れてくれた
あの時、追いかけようとしてくれたんだ
だからあなたはあいつじゃなくて俺を選んでくれるはず
あなたを困らすあいつから解放させてあげるんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。