ふと、付き合ってた時の思い出が蘇った
付き合ってた時も、テヒョンは
料理が苦手だから私を喜ばせようと
野菜だけ切るのは頑張って
私に内緒でおかずの素を使って
自信満々で "美味しい?"って聞いてきたっけ。
私が美味しいって返すと 、無邪気に笑ってたな
今も私が少し褒めたから嬉しそうだった
今日は回鍋肉の味がしたから間違いはない
テヒョンのそういう何とかして喜ばせようとする所は
ずっと変わらないままで ,
こういう所が大好きだった。
いつの間にテヒョンは食事を終え、
台所に食器を置いていたところだった。
何てオロオロしながら話すテヒョンが小さく見えて
母性本能が出てしまいそうになる..
昨日は塩辛かった料理が
次の日は味の安定感と香りが格段と違った "
と、話したらテヒョンはその場にしゃがみ込んだ
立ち上がると
両手を包み込むように握られる .
屈託のない笑顔を向けるテヒョン
私はおっぱが好きなはずなのに
テヒョンは私を殺したいのに 好き ?
例えテヒョンが私をまだ好きだとしても
心配そうに眉を下げるこの顔も
そんな顔をされたら、胸が苦しくなる
自分の過ちをまた恨みたくなる
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。