耳元から囁かれる
あいつはすぐ近くにいる .
恐る恐る真横を見ると ________
あいつと目が合う 。
てか、目が合う度思うんだよね
この人顔面最強じゃん … って 。
まぁ、別れたし死んだけど 。
普通の人間だったら
笑いながら " 別れを告げられたの? "
なんて言わない。
それに今思い出した
朝こいつが " 精々楽しんでね " って言ったこと
なんてこの男と話してたら
店内がザワザワとし始めた 。
私をチラチラと見ている ..
そりゃそうだよね ,
私が見えない誰かと話してるんだから。
そう言い捨て、立ち上がる
その返事を無視し、代金を払い外へ出た
そう思い歩き出した時 ________
ばしっ と 後ろから腕を掴まれた 。
🐯『 へへ、あなただ … やっと触れられた 。』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。