
初コメありがとうございます‼️‼️‼️ 🥹🥹🥹
とんでもなく大好きな設定飛んできて息止まりました
センスしか感じないです最高
書かせてもらっていいんですか???
#「最初で最後」ユリウス夢
・恋人設定
________分かっていた。
________分かっていた。
_______分かって、いたのだ。嘘偽りなく、本当に。
『暴食』の被害に遭い、
誰からも___否、たった一人の友を除き
この世界から忘れられたユリウスにとって、
かつて愛を誓った彼女であろうと
忘れられていて当然だと。
そう分かっていたし、何度もこの事態を想像していた。
だからわざわざ他人のような振りまでして、
偶然を装い声をかけたのだ。
「私のことを覚えているか」なんて問いかけ、
彼女を万一にも怖がらせるようなことがないように。
それなのに、この感傷はなんだ。
ユリウスは薄らと笑みを浮かべて、
誰にも気付かれないように浅く呼吸をする。
当然だと、自分でもそう分かっている。
彼女に罪はないことも、
『暴食』にまんまと敗北した自分が悪いことも。
___否、過去形が正しいだろう。
分かっているのではなく、分かっていたのだから。
世界中の全てに忘れられても、この女性にだけは。
「なんのこと?」と笑ってくれると。
そんな有り得ない妄想を、
ユリウスは無意識に信じていたらしい。
ゆっくりとまた息を吐いて、
ユリウスは数秒目を閉じた。
◇
私の隣で歩みを進める美青年は、
その言葉を聞いて立ち止まった。
なぜ私がこんな美青年と並んで歩いているかというと、
事態は数分前まで遡る。
休日にのんびり街を出歩いていたら、
騎士服を身に纏った彼に声をかけられ、
仕事終わりに巡回がてら散歩をしていると
迷ってしまったのだというのだ。
そんな彼を無視する訳もなく
よければと案内を申し出て、今に至る。
結果、緊張でずっと頭が真っ白になっているが
それは仕方の無いことなのでおいておいて。
彼はその整った眉を少し下げて、
申し訳なさそうに微笑んだ。
やはり騎士団の方は皆高潔な心を持っているのだろうか。
謝罪を口にするようなことではないというのに
申し訳なさそうな表情を浮かべる姿を見て、
私は慌てて手を振った。
こんな感謝には慣れているのかもしれないが、
彼は微笑を浮かべてくれる。
その笑みに軽く安堵の息を吐くと、
彼は私を見つめたまま言葉を紡いだ。
ほんの一瞬、彼が表情を歪めたように見えたが
気のせいだったのかもしれない。
完璧といってもいいほど綺麗な笑顔に
私は思わず見とれてしまう。
彼は苦笑するようにまた微笑んで、
それから数分歩いた後に足を止めた。
夢主がユリウスのことを美青年と呼んでいるのは
ユリウスの肌ツヤが良すぎて
21歳だとは全く気づいていないからです。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。