米津は舞台に出るのが初めてだった。
今までのバイト三昧を払拭するかの様に歌い始める。
「夢ならばどれほど良かったでしょう。未だにあなたのことを夢に見る。」
米津は情熱を込めて、会場のみんなに伝わる様に歌った。
「自分が思うより、恋をしてたあなたに。あれから思うように、息ができない。あんなに側にいたのに、まるで嘘みたい。とても忘れられない。それだけが確か。」
米津は様々な人の思いを歌った。
それと同時に会場からは大きな拍手が聞こえた。
それと同時に沢山の声援も聞こえた。
米津「みんなありがとう!」
米津は会場のみんなにお礼を言い、会場を後にした。
事務所に戻り、○○さんにもお礼を言った。
社長「努力は必ず報われると思うから、これからも頑張ろうね!」
米津「はい。頑張ります。」
米津は新たな曲を作りに、編集室に戻った。
そして、次の曲の制作に取り掛かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。