ある日、僕は女社長の○○さんに呼ばれて社長室に行った。
コンコン
米津「失礼します。」
社長「どうぞ、お座りください。」
米津「ありがとうございます。」
そして僕は社長と目線を合わせたが、僕は自閉症の為、すぐに目を反らしてしまう。
それに気付いたのか○○さんは僕にこう言ってきた。
社長「米津君、あなたはシンガーソングライターにならない?」
米津「シンガーソングライターですか?」
僕はその言葉に驚いた。
シンガーソングライターか…。
悪くは無い。
米津「僕はシンガーソングライターとして一生懸命やりたいです。」
社長「スタッフとかは居ないです。全部自分でやり繰りしなければならないのですが、それでも宜しいですか?」
米津「はい!大丈夫です!」
社長「それならあなたはシンガーソングライターとして正式に活動して頂きます。」
米津「分かりました。」
こうして僕はシンガーソングライターになることが決まった。
仕事部屋に戻り、曲やイラストなどの編集をした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!