第58話

第27話
160
2021/10/20 14:52


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




あなたちゃんがいた、、、。



彼女をみつけた瞬間、僕は正直戸惑った。



でも、、、。


僕は、あなたちゃん会いたくて仕方なかったんだ。


ずっと、、、


会いたかったんだ。


やっと、、、


やっと、あなたちゃんに会えた。



そう思うと、とても嬉しかった。



イベントの最中も、ふいに僕の視線はあなたちゃんを捕らえていて。


そしてイベントが終わり、お客さんが全員退場した。


退場のアナウンスが終わり、すぐに真っ暗になった会場に戻った。




でも、、、あなたちゃんはいなかった。



もしかすると…と思い、彼女が座っていた座席付近へ行った。



でも、何も落ちていなかった。



やっぱり、もう彼女と話をすることは不可能なのか。


綺麗さっぱり諦めた方がいいのかな…。


そう思いながら重い足をあげ、扉の方へ近づいた時、足元を見ると見覚えのあるものが落ちていた。




これは、、、





僕があげた、イルカのキーホルダー…。





それを拾い上げた瞬間、僕は分かったんだ。




”彼女はきっとここへ戻ってくる。”



そして…



”あなたちゃんはきっと、まだ僕のことを…”





すると、遠くの方から足音が聞こえてきた。



僕は、すぐ近くに座席に隠れた。



扉を開けて入ってきたのは…






(スタッフ)「斉藤さーん、いますかー?」





なんだ、スタッフか、、、。




期待してただけに、少しがっかりした。




(斉藤壮馬)「はーい、今行きますー。」




そう言いながら、スタッフのもとへ駆けつけた。



用事をすませ、もう一度会場へ戻ると、会場の中から声が聞こえた。




その声は、、、






僕が一番の会いたくて会いたくてたまらないあなたちゃんだった。






あなた「あぁー、ない!早く見つけて帰らないといけないのに…。」




扉を少し開けて、中に入った。


手に持っているイルカのキーホルダーを見つめて、僕は覚悟を決めた。



そして、会場の電気を点けた。






(斉藤壮馬)「探しているの、これでしょ?」




あなたちゃんの近くに行きながら、そう言った。





あなた「そうくん、、、?!」






僕の顔を見ながら、驚いたように、そして昔のように僕のことを”そうくん”と言った彼女に僕は嬉しかった。



(斉藤壮馬)「あはは、そう呼んでくれていたんだ^^」


僕が笑いながらそう言うと、彼女は下を向きながら


あなた「な、何回もごめんなさい…!ひ、拾ってくれてありがとうございました。では、私はこれで…」



そう言って足早に帰ろうとするあなたちゃん。

そんな、彼女の腕を掴んで




(斉藤壮馬)「ねぇ、もう自分に嘘をつくのやめたら?」



”彼女をこのまま帰したくない。”


”ちゃんと彼女と話がしたい。”



そう思った僕は、彼女に声をかけていた。




あなた「えっ、、、?」





当然、驚いて僕の方を見る彼女。

やっと彼女の顔が見れた。

でも、彼女は悲しそうな顔をしていて、いまにも目から涙がこぼれ落ちそうだった。





(斉藤壮馬)「まだ、僕のことを好きでしょ?」





そう言い放った瞬間、彼女は下を向きながら




あなた「いいえ、もうすk…」




(斉藤壮馬)「じゃぁ、なんで泣いてるの…?」




そう問いかけた。




どうして、自分の心に嘘をついてまで気持ちを隠そうとするのか。






そんなの分かってるよ。






僕だって同じだったから。




その人の事が、、、



好きだから。


好きだから、迷惑をかけたくない。





あなたちゃんはまだ、、、



僕のことを好きってことだよね、、、?



彼女は急いで涙を拭きながら



あなた「私、帰ります。」



そう言いながら僕の手を振り払おうとした彼女。


そんな彼女を、引き寄せて彼女の頬を掴みながら、そして目を見つめながら問いた。



(斉藤壮馬)「…僕のことを、好きでしょ?だから会いに来たんでしょ…?」





抵抗できないと分かったからなのか、彼女はそっと目を伏せながら…静かに頷いた。





~Next~


第27話、ご覧いただきありがとうございました!



、、、。



更新が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。

いや、もう言い訳させてください。


仕事が忙しいすぎるんだよぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおㅠㅠ


行事やらなんやらで、もうてんわやんわでした😫



でも、ひとまず落ち着いたのでこれから少しずつ書かせていただきますね。

と言ってももうこのお話も残り1話なんですが…💦
ほんで今回はどえらいビミョーなところで終わってしまいました💦


なので明日、続きを書かせていただきたいと思います!!!
(絶対書きますね!!!😡✊🔥)


楽しみに待っていてください!




残り1話となりましたが、エピローグもあるのでしょうみあと2話ですね。←

それでは、最後までどうぞよろしくお願いします🙇

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