林side
私のジャニーズ人生の余命宣告はこの日から始まった
《なにわ男子CDデビュー決定!!》
スクリーンに大きく映し出されたこの文字。
とうとう、カウントダウンが始まってしまった、、
西畑「っ、ほんまにっ、、号泣」
大西「ヒクッ、、ふぅっ、、泣」
藤原「長かったっ、、、泣」
大橋「うわああああっ、、ヒクッ泣」
長尾「っ、、号泣」
道枝「良かったっ、、、泣」
高橋「、、ごめっ、泣、、、さいっ、、ふぅ、、、泣」
みんなが泣き崩れる中、私はその文字を見つめる事しか出来なかった。
大橋「あなたっ、、?泣」
『っ、泣』
大橋「おいでっ、泣笑」
みんな私達のところに来て熱くハグをする。
やけにその温もりが暖かくて、
『っ、ヒクッ、ううっ、、泣泣』
この涙はなんの涙なのか、分からなかった。
もう少しなにわ男子でいたかったから?
それともデビューがしたかったから?
どっちにせよ入所した時から叶わない夢だったでしょ
泣いてどうするの
「私見てるから、絶対、、デビューしてねっ、」
私の役目はデビューまでなんだから。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!