第215話
『泣かないで』👑🔞
🐻『ふふふ………』
抜き足、差し足、忍び足。
僕は今、忍者みたいにコソコソしてる。
今日、僕を除いたメンバーは全員仕事。
スビニヒョンはミューバンのMCだし、ヨンジュニヒョンは雑誌の撮影だし、マンネズはラジオのDJ。
つまりこの宿舎には僕一人だけ!
というわけで、メンバーの部屋を勝手に荒らしに来た!
けど…………
🐻『はぁ〜、つまんないな』
まるで何も面白いものが出てこない…
🐻『テヒョンは…筋トレ用品ばっかだし…』
🐻『ヒュニンカイのはぬいぐるみばっか。』
🐻『ヨンジュニヒョンのは…なにこれ、レゴのブロックがいっぱい』
🐻『スビニヒョンのは…おっ、面白いものみーっけ』
スビニヒョンのベッドのそばに、【DIARY】と書かれたノートが置かれている。
🐻『うわ〜…あの人三日坊主だなぁ、書く日と書かない日がある…』
1週間みっちり書く時もあれば、1ヶ月書かない時も…
🐻『…ん、最近はちゃんと書いてるみたい。どれどれ』
○○月○○日。ボムギュが最近すごく可愛い。髪を伸ばし始めて○日経つが、どんどん女の子みたいになってきた。
○○月○○日。ボムギュを男として見られなくなってしまった。後ろ姿を見るだけで飛びつきたくなる。
○○月○○日。ボムギュ以外のメンバーにこの気持ちがバレてしまった。でも他のメンバーも同じ気持ちだったみたい。
○○月○○日。ボムギュが女性スタッフの方と仲良さそうにしていた。それだけで腹が立つ。なんとしてもボムギュの目に他の人が映らないようにしなきゃ
○○月○○日。メンバー全員でボムギュに教えてあげることにしたんだ。ボムギュは僕達だけのものだって。決行日は…
🐻『なにこれ、…決行日、今日じゃん、』
そのとき。
🐰『ただいまー』