しばらく泣いていたら、眠ってしまっていたみたいだ。
『……………、』
『……………あなた、』
🐿『あなたっ?』
「はっ、…………………」
テヒョンが私の布団を剥ぎ取って、顔を覗き込んできていた。
🐿『随分泣いたみたいだね。笑』
🐿『枕も濡れてるし、目が真っ赤だよ。』
「あ、………………」
涙を拭って、テヒョンから目をそらす。
🐿『ねぇ、あなた』
「……………なに、」
🐿『あなたは、大人なんだよね?』
「そ、そうだよっ?」
そう言うと、テヒョンはにこっと口角を上げた。
🐿『じゃあさ、』
どさっ、と急に私を押し倒して覆いかぶさってくる。
「へ、?」
🐿『こんなこともできるでしょ?笑』
と言いながら、服を脱がせ始めた。
「ちょ、何して………っ、!?」
🐿『“大人の”遊び。』
そう言いながら、パジャマのボタンを外していく。
「ゃだ、恥ずかしいよ……」
🐿『恥ずかしいの?子供だなぁ笑』
「な、…………………」
🐿『どうする?やめる?笑』
「や、やめない、もん……………」
🐿『ふーん笑』
🐿『どうなっても知らないよ?笑』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。