脚開けよ、って言った瞬間、ヨンジュンがぐいっと脚を開かせて、
_____グッ、
「っあぁ、っ!!!」
🦊『っ、きっつ、』
私の中を拡げていくヨンジュンのもの。
強い刺激に媚薬の効果が合わさって、
入れただけで絶頂に達してしまいそうだった。
なのに、
「ん、っ……………、あぁ、っ!!」
ガツガツと最初から激しく腰を振るヨンジュン。
「よん、っ、くるし、っ……………」
🦊『んぁ、?』
「くるしいくらい、気持ちい、っ」
🦊『………………っ、!!』
どくん、と脈を打って質量を増すヨンジュン。
「っあ、」
🦊『…………お前、ほんと馬鹿』
腰の動きを緩めないまま、言う。
🦊『他の奴らと飲みに行くわ、酔って潰れて帰ってくるわ、男におぶさって帰ってくるわ…………』
🦊『っとに、俺がどんだけ_____』
“妬いた”と思ってんだ。
「っ、!!!」
ヨンジュンからそんな言葉が出るなんて、予想もしてなかった。
「ごめ、なさっ、」
🦊『あ、?よく聞こえない』
「ごめんなさ、い、」
🦊『……………っ、』
🦊『……………俺の事、好き、?』
余裕が無さそうな目で私を見下ろすヨンジュン。
「すき、」
「だいす、き、っ」
と途切れ途切れに言うと、
🦊『…………んふ、よくできました』
そう言って、ラストスパートをかける。
「あ、っ、激し………っ、!!」
🦊『ん、あなた………すき、俺もだいすき』
そうヨンジュンが耳元で囁いた瞬間、
バチッ!!
「っあ~~~………っ、!!」
🦊『っ、ん、』
びくっ、とお互いの身体が跳ねて、中にヨンジュンの欲が流れ込んだ。
🦊『俺はお前を世界で1番愛してる。だから、』
🦊『お前も俺を世界で1番愛して欲しい。』
その言葉を最後に、私の意識は途絶えた。
次の日の朝、おぶってもらった男の人のことを根掘り葉掘り聞かれたのは言うまでもない。
🦊END🦊
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。