第27話

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2022/06/25 16:30
あなた side


はぁ。イエニが急にあんなことするなんて。


どうしちゃったんだろう。


とりあえず頭を冷やそう。


そう思って飲み物片手にリビングに来た。



リビングではテレビがついていて、ハニがソファーに座っていた。

ハン
ハン
お、あなたもテレビ見る?
あなた
え?あっ、うん
ハン
ハン
ん、おいで


隣を空けてくれたハニの横に座る。


そしてハニが私を見てビックリしたように声をかけてきた。

ハン
ハン
あなた、どうしたの?
あなた
え??
ハン
ハン
首元赤くなってる

うわ、絶対さっきのだ。イエニの嘘つき。

服で隠れる位置とか嘘じゃん。

即バレてるじゃん。

どうしよう…まあメンバーだし正直に話しても問題ないよね?

というか嘘つく方がおかしい、そう思った。

あなた
あぁ…たぶんさっきイエニが噛んだから
ハン
ハン
イエニが噛んだ?
あなた
いや、なんていうか、流れで…
ハン
ハン
…ちょっと来て


ハニに腕を掴まれ、連れてこられたのはハニの部屋だった。


そしてハニは引き出しから絆創膏を取り出した。


ハン
ハン
はい、とりあえずこれ貼ろう
ハン
ハン
髪の毛上げてて

ハニに言われた通り、首の左側が見えるように髪の毛を退かすと、ハニが丁寧に絆創膏を貼ってくれた。

ハン
ハン
ん、これで隠せた
あなた
ありがとう
ハン
ハン
このこと、他の人にも言った?
あなた
いや、ハニだけだよ
ハン
ハン
よかった…
ハン
ハン
何か聞かれたらヘアアイロンで火傷したことにしておきなね
ハン
ハン
特にリノヒョンとかヒョンジンには絶対正直に「イエニが…」なんて言っちゃダメだからね
あなた
え?なんで、
ハン
ハン
後々面倒だから
ハン
ハン
わかった?
あなた
うん


まあ毎回これを説明するのは私も恥ずかしい。


火傷した、くらいにした方が都合がいいかも。


ハン
ハン
にしても…
ハン
ハン
どんな流れでそうなったんだよ
あなた
んー…説明が難しいんだけど…
ハン
ハン
わかった、じゃあ違う質問してもいい?
あなた
うん
ハン
ハン
あなたはイエニのことどう思ってるの?
あなた
どう、って…?
ハン
ハン
ほら、好きとか嫌いとか…
ハン
ハン
いくらなんでも嫌いな相手に首噛ませたりしないでしょ?
あなた
あぁ、もちろん好きに決まってるでしょ
ハン
ハン
いや、そういう感じじゃなくて…


どこかハッキリしないハニ。


メンバーだもん、そりゃ好きに決まってるじゃん。


どういう感じのを聞きたいのよ…


ヒョンジン
ヒョンジン
あなた〜?どこぉ???
あなた
あ、ヒョンジニが叫んでる
ハン
ハン
…行ってきな、待たせると面倒だから
あなた
うん、絆創膏ありがとね
ハン
ハン
おう
ハン
ハン
あっ、ヘアアイロンで火傷した、だからね
絶対だよ!!!
あなた
わかったわかった笑


結局ハニは何がききたかったんだろう。

よくわかんないけど、ハニも複雑そうな顔してたなぁ…


ハニの部屋から出て、急いでヒョンジンの声が聞こえるリビングに戻った。



お久しぶりです!
数ヶ月ぶりの更新となってしまい申し訳ありません😭私生活が忙しかったのと、あれこれと悩んでいたらこんなに期間が空いてしまい、、、本当に申し訳ないです😭

本当に気まぐれ更新になりますが、引き続きこのおはなしをお楽しみいただければと思います!

ふたば🌱

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