無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

第22話

21
727
2022/01/16 13:00
ハンside


部屋でゆっくり曲でも作るかぁ、と思って機材の準備を始めたときにリノヒョンが部屋に来た。


リノ
リノ
ハナ〜
リノ
リノ
悪いんだけど血ちょーだい
ハン
ハン
いいけど…


機材の画面から目を離さずに生返事をしてから顔を上げると、顔色が悪くてフラフラした足取りのヒョンがいた。



ハン
ハン
ヒョンもしかして体調悪いの?
リノ
リノ
いや、ちょっと事情があって
リノ
リノ
とりあえず早く、血
ハン
ハン
あぁ、うん


一昨日あげたばっかりだけど、これでリノヒョンが元気になってくれるなら仕方ない。


おとなしく首元を差し出すと、すぐ全身に痛みが走った。


ハン
ハン
んっ、、ちょ、ヒョン…っ



いつもより深く牙を入れられた気がする。



力も強い。



どうしよう、俺このままリノヒョンに血飲み干されて死ぬかもしれない。



覚悟を決めかけたとき、ヒョンがやっと離れてくれた。



リノ
リノ
ん…ありがと、助かった
ハン
ハン
もう…、ヒョンどうしたの?
リノ
リノ
ちょっとね…俺の血をあげたんだよ
ハン
ハン
え?ヒョンは吸う側じゃないの?
リノ
リノ
吸う側なんだけど
リノ
リノ
吸われる側にもなれるというか…
リノ
リノ
こんなこと滅多にないんだけどね
ハン
ハン
そうなんだ
ハン
ハン
ヒョンの血吸ったのもヴァンパイア?
リノ
リノ
…うん、まあ、そう




僕の見解が正しければ。


リノヒョンの血を吸ったのはあなただ。


だってヒョン今日は外出してないはずだし、宿舎には今僕とヒョンジニとリノヒョンとあなたしかいないし。



あなたの契約者がイエニだと仮定すれば、血を吸いたくなったあなたがリノヒョンの血を吸ったのでは?という仮説が成り立つ。




これ、ヒョンに聞いていいのかな…



リノ
リノ
…なにも聞かないんだね
ハン
ハン
え?
リノ
リノ
もっといろいろ聞かれるかと思った
ハン
ハン
いや…あんまり言いたくないことなのかな、って思って
リノ
リノ
なんでそう思うの?
ハン
ハン
だってヒョンとずっと一緒にいてこういう特別な関係でもあるのに、それでも今僕が知らないってことは
ハン
ハン
ヒョンが秘密にしておきたいことなのかな、って思うから
リノ
リノ
そっか、ハニって意外と考えてるんだね
ハン
ハン
意外とってなに?笑


僕はいつでもヒョンのことをいちばんに考えてるよ。


だから契約だってしたし、ヒョンに求められればいつでも血をあげる。


リノ
リノ
まあ、とにかく助かったよ
ハン
ハン
…ヒョン、
リノ
リノ
ん?
ハン
ハン
いつでも頼ってね
リノ
リノ
…うん、ありがとう


何があったのか、深くは聞かないけど。


きっとヒョンは大好きなあなたのことを助けたんでしょ?







大丈夫。


ヒョンのことは、僕が支えるからね。