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第30話

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2022/06/25 23:34
あなた side


…イエニが倒れた。



立ち上がるときにフラってして、そのまま魂が抜けたみたいだった。


バンチャン
バンチャン
おっと…イエナ危ない


イエニの体が床につく直前で、チャニオッパがイエニの体を支えてくれたから幸い怪我はなかった。
あなた
イエナっ!!!!
バンチャン
バンチャン
大丈夫?
バンチャン
バンチャン
…ちょっと休もうか
バンチャン
バンチャン
空いてる部屋で休ませてくるから、みんなも休憩とってて


チャニオッパはそう言ってイエナを抱き抱えて部屋を出て行った。

さすが頼れる最年長リーダーだ。


フィリックス
フィリックス
…イエナ大丈夫かな、
スンミン
スンミン
疲れてたのかも


みんな口々にイエナの心配をしている。


そりゃそうだ、メンバーが倒れるなんてそりゃ…心配に決まってる。


ヒョンジン
ヒョンジン
…あなた、ちょっといい?


ヒョンジンがなにやら深刻そうな顔で私に声をかけてきた。


あなた
うん



メンバーに「ちょっと行ってくるね」と軽く声をかけ、ヒョンジンと一緒に部屋を出た。








あなた
ヒョンジナ、話って…
ヒョンジン
ヒョンジン
あなた、ごめん
あなた
え…?
ヒョンジン
ヒョンジン
俺、気づいてたんだ
ヒョンジン
ヒョンジン
イエニが貧血気味だってこと
あなた
そうだったんだ、、、



だめだ、私はヴァンパイアとしても、メンバーとしても、イエニのヌナとしても失格だ。


イエニの不調に気づいてあげられなかった。


私のせいだ。イエニの貧血も、さっき倒れたのも、イエニがこんなに我慢しなきゃいけなかったのも、全部全部私のせいだ。



ヒョンジン
ヒョンジン
…今、自分のせいだって考えてるでしょ
あなた
そりゃそうだよ、ヒョンジンは知ってるでしょ?
あなた
私がイエニの血で生きてること
ヒョンジン
ヒョンジン
うん
ヒョンジン
ヒョンジン
だから俺もそれが原因だと思ってイエニに聞いたんだ
ヒョンジン
ヒョンジン
あなたに血あげすぎたのか、って
あなた
うん……
ヒョンジン
ヒョンジン
そしたらあいつなんて答えたと思う?
ヒョンジン
ヒョンジン
「でもヌナは悪くない」って
ヒョンジン
ヒョンジン
真っ先にあなたを守ったんだよ
あなた
そんなの、、、
ヒョンジン
ヒョンジン
イエニだってもう子どもじゃないんだし
ヒョンジン
ヒョンジン
たぶん、俺らが思ってる以上にしっかり考えてる
ヒョンジン
ヒョンジン
貧血の直接的な原因はあなたかもしれないけど
ヒョンジン
ヒョンジン
それであなたが自分をせめることをイエニは望んでない
ヒョンジン
ヒョンジン
心配かけないようにっていちばん頑張ってたのはイエニなんだよ
ヒョンジン
ヒョンジン
それに、俺だってイエニのこと知ってたのに守れなかったからヒョンとして責任感じてるんだよ?



ヒョンジンの言葉に、目頭が熱くなる。


気を抜けばすぐに涙がこぼれ落ちてしまいそう。




ヒョンジン
ヒョンジン
…戻ろうか、あんまり遅いとみんなが心配するから
あなた
うん、、、



ヒョンジンが今にも泣きそうな私の手を握って、ぐっと抱き寄せてくれた。

あなた
ねえ、ヒョンジナ
ヒョンジン
ヒョンジン
ん?
あなた
話してくれて、ありがとう
ヒョンジン
ヒョンジン
いや、別に…



私が今、イエニにしてあげられること。



するべきことをするんだ。