黒尾「じゃあ、お前が目覚めた時には資料室だったってことか」
あなた「…はい」
……入室すると、そこには音駒のみんなが集合していた。
座ると、急に会議が始まり、質問攻めされる。
もちろん、今日のこと。
『犯人探し』をするらしい。
黒尾「じゃあお前はいつ資料室から出たんだよ？」
あなた「一くん……えっと、お兄ちゃんの友達が助けてくれて……」
リエーフ「助けてくれたのだけ感謝する……」
夜久「目撃者がいないからわかんねぇな…」
犯人が一向に見つからず、みんなうーんと唸る。
あなた「もう、いいんじゃないですか…？」
リエーフ「言い訳ない！」
あなた「わざとじゃないかもしれないし…何かと間違えて運んだのかも……」
黒尾「ヒトを普通間違えるか」
あなた「人体模型とか…」
黒尾「骸骨じゃないんだから……」
すかさず入れてくるツッコミに少し驚いていると、みんな呆れたり笑ったり。
まあ逆に人体模型と勘違いされるのは嫌だけど…
しばらくして、スっと扉が開いた。
「俺ら、その犯人知ってるかもしれねぇ…」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！