第55話

おじさん
11,018
2020/04/29 13:00


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黒尾side


夜久「あれ?このジャージ…あなたの?」


リエーフ「もう部屋戻りましたよ?」


黒尾「まだ間に合うだろ?届けてくる。」












眠………




コンコン


ノックすると扉が開き、電気が消えた暗闇から及川(…だっけ?)が出てきた。


及川「なんのようですかー?」


あからさまに不機嫌そうな顔をしながら、あなたのジャージを見ると強引にそれを取られた。


及川「あなたに手、だしたら絶対許さないんで」


黒尾「手出さないんで安心してくださーい」


及川「手以外も出さないでくださいね?」


笑顔で言うと笑顔で返ってくる。


言い返そうとしたとき、急に後ろから俺の背後から声が聞こえた。


花巻「しつこいンすけど…?」


黒尾「忘れ物届けに来ただけなので」


花巻「そりゃどーも」


忘れ物届けに来ただけでなんでこんな色んな人に……


おじさん「あんたら学生さんか?早く部屋に入ってさっさと寝なさい」


背中をぐいぐい押され、宮城組の部屋に押し込まれた。


何故かそのおじさんは見張りまでしてくるらしく、この部屋で寝るしか無くなった。


渋々敷いてもらった布団に入り、眠りについた。















〈位置〉

黒尾 松川

あなた 花巻

及川 岩泉

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