山本side┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれは昨日の部活終わりの部室での出来事だった___。
そういえばさ、と夜久さんが切り出した。
で、そのかかってきた電話の主が研磨でさー。しかも10分ちょい話してたっぽいんだよね
と夜久さんが付け加えると、部室が静かになった。
5秒後、ほぼ全員の「「「「は?」」」」と言う声がハモり、視線が研磨へ向かった。
「アイツって…もしかしてオレ?!」と言っているリエーフにんなわけねぇだろと返し、荷物を持って部室を出ようとすると、黒尾さんが何やら切り出した。
この一言で、音駒で”あなた“争奪戦が勝手に始まった。
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あなたside━━━━━━━━━━━━━━
んん…、
やっぱまだ、合わないよな…
同時多発位置差攻撃にサーブ、西谷さんのセット、そしてあの二人の新しい速攻。
これはもう練習あるのみだ…。
技術的なことを教えられるのは烏養さん。でもコーチはひとりだけしか居ない。
だから私がもっと勉強して、それで___。
「あなた!危ないっ!!」
ブロックに弾かれたボールが、凄いスピードでこちらに飛んでくるのがわかった。
避ける間もなくバチッッと言う音が響いた。
あれ、痛くない___?
と思えば「いってぇー…」という声が頭上から聞こえた。
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久しぶりの投稿になってしまいました💦
お待たせしました🙇♀️🙇♂️
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。