今日も一通り練習を見て、寝てしまわない程度に分析したあと、ご飯を食べて昨日と同じようにみんなの部屋に行った。
リエーフ「そういえば、あなたってバレーやってたんだよね?」
あなた「やってた…けど…?」
リエーフ「じゃあさっ明日あなたも交ざって試合しようよ!」
あなた「私もっ?!」
みんなはおもしろそう、とか言いながら賛成している。なら……
あなた「えっと…皆さんが良いのなら……」
嬉しそうにガッツポーズをするリエーフ。
リエーフの朝の寝ながら抱きついてきたのと、大好きという謎発言はよくわからないまま。
そろそろ寝るか、となって「おやすみなさい」と挨拶し、部屋を出て自分の部屋に向かった。
ドアノブに手を掛けた時、突然後ろから声をかけられた。
?「あなた…?!」
この声は____
あのとき、私の言うことなんか聞かず、全く信じてくれなかった彼が……
私のことを裏切り、心身共に私を傷つけたあの子と愛人関係になった彼が……
晴樹「やっぱあなただ。久しぶりっ」
ニカッと笑った太陽みたいな笑顔は、当時と全く変わっていなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。