???「……、 あなた! あなた!」
あなた「わっ、?!、西谷さん…」
西谷「ちょっと便所行きたくて来たんだけど…なにしてんの?」
あなた「え、っと…ちょっと寝れなくて……」
西谷「…なんで音駒のジャージ着てんの、」
あなた「……寝れなくて、半袖で散歩してたときに黒尾さんと会って体冷やすなって言ってジャージを……」
少し、というか結構怒っているように見える西谷さんに怯えながら、誤魔化すように「ぶかぶかですけどねっ、お陰で温かいですけど…!」と下手くそな笑顔を作ると、急にぎゅっと抱き寄せられる。
あなた「えちょ、え…?!西谷さ……、」
西谷「……これでもっと温かい、だろ」
なに、これ。
黒尾さんに傾きかけていた気持ちを一気にこちらへと戻されるような___。
先程と同じで、やはり心臓は煩く鳴り響いている。
西谷「……あなたじゃない匂いがする。」
あなた「…黒尾さんのジャージ着てるから、ですかね……」
そう言うと西谷さんは体を離し、早く寝ろよ、とだけ言ってトイレの方へ逃げるように去っていった。
部屋に戻ってみると、勿論みんな起きているはずがなく、寝息をたてるマネージャーズの横を通り自分の布団に入る。
あなた「つめた…」
布団には何分か前の自分の体温は残っておらず、冷たいシーツに驚きながら布団に潜り込む。
明日は朝一番に、黒尾さんにジャージを返しにいかなきゃ……
顔に出ませんように___
黒尾さんの言ってた私の好きな人って、『西谷さん』のことだったのかな、。
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更新遅くなりすみません💦💦
またリクエスト募集みたいな感じになるんですけど、「〇〇〇〇でこんなシュチュ見たい!」っていうのある人コメントして欲しいなぁ。
よろしくお願いします🙇♀️🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!