放課後の部活の時間、少しふらつきながらも体育館に入る。
夜久「…あなた?大丈夫か?」
あなた「夜久さん…大丈夫です」
あれ?視界が歪んで……
大丈夫か?!おいっっ
声が聞こえる……?夜久さんだけでなく、みんなの声。
ここ、、どこ?
私、倒れたんだっけ?
なんで真っ暗な部屋にいるの…?
ドアらしきところに手をかけても開かない。
カーテンが閉まっていることに気づき、開けてみると日光が差し込んできた。
あなた「眩し…っ 痛……」
光の眩しさと同時に、頭痛に襲われた。
そうか、貧血で倒れたんだ。早くこの部屋から出たい…っ
___でも
ここの場所がわからない。
扉は閉まっていて開かないし、窓は開けようとしてもなにか挟まっていて開かない。
周りを見渡すと、色々な壊れた道具などがたくさん…物置か……
あなた「ゴホッゴホ…ッ」
ホコリが凄い…喉も痛い。
早く外に出たいのに、あまり使われない物置だからか誰も来ない。
…………なんで私こんなとこいるの?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!