第43話

部屋
11,938
2020/04/22 02:00

リエーフ「うまっ…!!あなた!これめっちゃうまい!」

あなた「よかった〜ありがと!」

やばいなぁ、今はセーフか…

元気な感じに言えたよね…うん。

私は他の人よりも重いらしい。

貧血気味になると頭痛が酷くなったりフラフラしたり…

合宿中には貧血起こしませんように…っ



夜久side┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


周りのいびきがいつもの倍くらいうるさくて、眠れない…

そう思ってのそのそ起き上がると、隣の部屋にうっすら電気が着いているのが見えた。


隣は確か___



夜久「あなた……?」

流石にやばいか、と思いながらもノックしてみる。

あなた「ぅぅぅ…あ、夜久さん…」

ぎこちない笑顔で辛そうなあなたが出てきた

夜久「だっ大丈夫…か?」

部屋にあげてもらい、並んで座る。

そういえば、晩飯の時も辛そうな顔をしていた。

聞いてみると、丁寧に説明してくれた。

女子って…大変なんだなって改めて思った。

あなた「すみません、わざわざ聞いてもらっちゃって…」

夜久「俺から聞いたし、むしろごめん。言いにくいこと言わせて…」

腹痛が酷くて眠れないらしいあなたの頭に手を伸ばし、頭を撫でる。

あなた「え……っと…夜久さん?」

夜久「こんなときに音駒ここの合宿に連れてきてごめんな……」

あなた「いいんですよ?むしろ楽しいですし…っ」

自分よりも少し小さなあなたの体を包み込むように抱きしめる。

あなた「や、夜久さん…?どうしたんですか…っ」

あなたの辛さを少しでも和らげてあげられれば…

なんていうのは言い訳で、でもそう思ってない訳でもなくて……

辛そうなあなたを見るのが少し辛くて、でも絶対あなたの方が辛いよな…




夜久「もしなんかあったら、絶対オレに言えよ…?」

あなた「っありがとうございます……」

おやすみ。と挨拶を交わし、いびきが大合唱している部屋に戻った。

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