第41話

乗ってる

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2020/04/21 02:00






ここ、どこだろ？

なんかすっごい揺れてる…？

それになんだか汗の交じった匂い。

灰色の綺麗な髪色…リエーフくん？

誰かの背中に乗っていることがわかった。



……え？乗ってる？！

あなた「え、ちょ、待ってっ」

リエーフ「あれ、起きた？」

あなた「なんで私おぶられてんの？！」

リエーフ「寝てたし、ボール当たりそうで危ないから保健室に…起きたんなら戻る？」

あなた「あたりまえっ」

マジか、また寝てたか……我ながら嫌になる。



リエーフくんの背中から降り、2人で並んで体育館へ歩く。

あなた「重かったでしょ？ごめんね…」

リエーフ「ぜーんぜんっめちゃくちゃ軽かった！」

あなた「よかった…」

私より圧倒的に背の高いリエーフくんがすっごい上から笑ってる。

あなた「待って。ここってさ、学校だったりする？」

リエーフ「？…そうだけど？」


まてまてまて、整理しよう。一旦…うん。

朝まで居たのが合宿所(東京の)。

さっき居た体育館は音駒高校の体育館。

で、ここが音駒高校の校舎…


あなた「私部外者じゃん……っ」

リエーフ「監督が学校に許可取ってるって言ってたけど？」

あなた「あ、そうなんだ…よかった…」










































？「誰アイツ？」

？「リエーフくんと仲良くしやがって…！！」

？「許さないっっ」