第8話

嬉しい私。
81
2020/11/13 11:17
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
おはよう、満儚
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
おはよ!
満儚は今日もみつあみを揺らして微笑む。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
体…大丈夫?
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
うん、元気元気!
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
今日は私が学校まで連れて行くからね!
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
ありがと
満儚の家はそこそこ学校に近い。
自転車で行けるほどだ。
にも関わらず、朝から私の家まで来てくれた。
私の家から学校までなんか、軽く40分はかかるというのに…

まぁ、彼女なりの心配なんだとは思う。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
さ、ご飯できてるよ?
そういえば、昨日の車の中でお父さんが言っていたのを思い出した。

『明日の朝は俺も母さんも家を4時には出ないと行けないんだ。すまないが、満儚ちゃんを呼んでおくから、一緒に行ってくれ。』

と。
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
ごめんね…何から何まで
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
ううん!
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
私が悪いんだもん!償うよ!
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
ありがと
私は、階段を降りて階下に行く。

それほど、足に痛みは無い。
でも、体育は見学したほうが良さそうだ。


満儚は、私が椅子に座ってからテキパキと朝ごはんを出してくれた。
もはや、お母さんのようだ。

_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
はい!いただきます!
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
いただきます
それから、準備や色々して、あっという間に家を出る時間に。
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
行ってきまーす
誰もいないけど、言うのは礼儀だと思った。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
行ってきまーす
満儚も同じようにする。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
大丈夫?歩けそう?
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
うん
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
荷物持つよ?
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
ううん。大丈夫
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
今日体育あるなら見学するって言っとこうか?
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
今日は体育ないでしょ
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
ちゃんと時間割した?
満儚から過保護、発言が連発した。

一緒のクラスなのに時間割を把握してないとは……

少しだけ、呆れる。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
え?
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
だって私、教科書類全部学校だもん
平然と満儚は、言った。
あたかもそれが当たり前のように。
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
じゃあ宿題出たときどうするの?
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
学校でするよ?
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
満儚、部活入ってたっけ?
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
軽音楽部!
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
でも、最近行ってないなぁ
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
行きなよ
私は苦笑する。
_二ツ葉@ふたつば_ _満儚@みくら_
二ツ葉ふたつば 満儚みくら
だってー、、最近は結々乃と帰りたい気分なんだもーん
_有宮@ありみや_ _結々乃@ゆゆの_
有宮ありみや 結々乃ゆゆの
そっかぁ
初めてかもしれない。
高校まで行く道のりを誰かと一緒に行くのは。

楽しい。

そう思った。








***
今日の学校は、誰にも心配されることなく平凡に終わった。

あぁ、これでは語弊があるかもしれない。
一人、灯君は大丈夫かと聞いてきたが、私は元気だと答えた。

私と灯君が話しているのを、遥花は何か言いたげな顔で見ていた。












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