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小説
青春・学園
また歌えるようになる、そのときまで
第17話 なかなおり
あくる日の朝
廊下を歩いていたら、偶然反対側を歩いていたさきと目が合った
あっ...
気まずくて目を背けるすれ違ったとき、さきのため息が聞こえたこのまま仲直りできないなんてヤダそう思ったら体が自然に動いていた
ごめんなさい!
同時に言った謝罪のことばなんだかおかしくて二人とも笑ってしまった
ごめんね..るりかの気持ち考えずに軽いこと言って...
ううん、私も理解してもらえなかったからって突き放してごめんね
そうだ!今日一緒に帰ろ!
いいよ!
ちょうどさきに相談したいことあるし
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~放課後
え!?ほんとに曲作りするの!?
うん、さきが言ってたみたいにとりあえず行動してみた方がいいかなって
だけどね...
だけど?
私楽器弾けないの!ピアノもギターもよくわかんなくて
えっ!?うそ
作曲してたんだからてっきり弾けるものかと...
そうなの...作曲してた頃は歌ったり、頭の中で想像してみたりでメロディーつくってそれをパソコンに一つ一つ打ち込んでいってたんだけど
そっか、それも出来なくなっちゃったから...
どうしたらいいんだろ...
うーん誰かそういう分野に詳しい人いないかな
結局その日は何も思いつかないままだった