第2話

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2020/10/12 10:49



あっ、あたしの自己紹介まだだよねっ。眠いけど、やっちゃいます。
















あたし、ユン・あなた、高校1年生。


親友のジユに比べて、容姿は平凡⋯⋯ってか、中の下かな。


ジユが、美少女と賞されるなら⋯⋯あたしはその真逆。


背中まである長い黒髪を三つ編みにして、分厚いメガネをかけてる。





うちの学校の制服はブレザーにネクタイなんだけど、あたしの場合は、シャツは第1ボタンまでしっかりと留めて、ネクタイを緩めることは無い。スカートはもちろん膝下丈。


そう。かなりの地味子。


この地味なカッコは、両親の命令で小学生の頃から始めた。


地味子歴は10年ってこと。まぁ、もう慣れたし⋯⋯いいんだけどね。それに、自分のブサイクな顔を世間にさらしたくないしね。


でも、できるなら⋯⋯あたしだって、クラスの女の子達みたいに、キレイでカワイイ女子高生生活を送ってみたい。この容姿じゃ無理だってことは、十分分かってるんだけど。


そもそもなんであたしが地味子をやってるか? それはある"仕事"をしているためなんだ。


この仕事は、普通の人間には秘密。もしバレたら、あたしは"あるモノたち"から命を狙わねかねない。


そのために地味で目立たないように過ごしてる。本当は勉強と運動も人よりできるんだけど、劣ってるように見せなきゃならないの。





簡単にあたしの自己紹介をするとこんな感じ。


あたしがしている"仕事"については、また後ほど。




















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