第19話

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2020/01/03 04:44
葉月side
はい、どーも!葉月です!

2回目?3回目?どうでもいいか。

とりあえず今はそんなテンションじゃないかも。

今、放課後居残りで一人で帰ってるんだけど、

昼休みの優斗くんの話のことが離れないんだよね。

あなたが養子だってこと。

優斗くんがあなたに恋愛感情持ってるってこと。

それと・・・・・

あなたが病気だっていうこと・・・。

小さい頃からの病気で、

絶対に治らないらしい・・・・・・。

あなたは小さい頃の記憶が

あんまり残ってないって言ってるから、

きっと病気のことを

知らないんだろうなって・・・。

でもまたいつか、

必ず病気が復活?するって・・・。

それにあなたの命は残りわずかなんだって。

お医者さんが成人する前には

もう亡くなるみたいな・・・・。

悲しいよね・・・・。

今までずっと一緒でずっと仲良くしてた親友が

病気持ちで

もうすぐいなくなっちゃうなんてさ・・・。

ものすっごく辛いよ・・・・・。
若林葉月
若林葉月
はぁ・・・
ついため息をついちゃう。

あなたの時間は残りわずか。

あの事聞いたあのときから

私の頭の中はあなたのことばかり。

どうやったら最後まで楽しく過ごせる?

どうやったら悔いなく生きれる?

あなたがいつか死ぬ前提で

考えてしまう・・・。

あなたが死ぬなんて絶対に嫌。

だけどその事しか頭になくて、

絶対生き残るっていう考えは

私の頭のなかには全くない。

あなたは絶対生きるのに・・・。
女子 B
ねぇ
若林葉月
若林葉月
え?
女子 B
あんたもこっち方面なの?
若林葉月
若林葉月
あ・・・
女子 B
一緒に帰らない?
若林葉月
若林葉月
は、嫌だよ。
なんであんたなんかと・・・
女子 B
お願い。なにもしない、
って言うかなにも出来ない。
あの子がいないとダメな人だから・・・
若林葉月
若林葉月
なんだ。金魚の糞か・・・
女子 B
なッ!!!
若林葉月
若林葉月
あれ?違う?
女子 B
・・・・・・ほんとのこと言うとそうなる・・
若林葉月
若林葉月
ほら
女子 B
・・・厳密に言うとそうだけど、
私、謝らなくちゃいけない・・・
若林葉月
若林葉月
は?謝る相手違うでしょ?
女子 B
だって家知らないし、
学校だとあの子いるから・・・
若林葉月
若林葉月
・・・あっそ。あなたがちゃんと
反省してたことはあなたに言うわ
女子 B
ありがと・・・。
私はもうなにもしない。
でも、あの子に逆らえない・・・ッ
若林葉月
若林葉月
一人になるから?
女子 B
ッ!!!!
若林葉月
若林葉月
図星か・・・
女子 B
だって・・・
若林葉月
若林葉月
何?
女子 B
あの子と会う前の私は
引っ込み思案で陰キャで
なにもできなかった・・・。
けどあの子が私を救ってくれたの・・。
だから逆らったらどうなるか・・・
若林葉月
若林葉月
私らのとこ来れば?
女子 B
え、?
若林葉月
若林葉月
あなたを自殺に
追い込むようなことしたのは
ほんとに許せない。
だけど、
やったのはあんたじゃない。
それはちゃんとわかってるから
女子 B
・・・・ッありがとう・・
若林葉月
若林葉月
泣くなよ~w
女子 B
だって・・・グスッ
若林葉月
若林葉月
あははッw
私たちはいつのまにか仲良くなってた。

彼女の名前は結弦ゆづるって言うんだって。

私興味ない人は名前覚えないからな~。

だからあなたと瑞稀しかクラスメートは知らないよ。

つまり、その二人にしか興味がないってこと!

こんな元気に言うことじゃないね!

あ、そうだ。

結弦が反省してること、

あなただけじゃなくて瑞稀にも言わないと。

仲良くしてたら絶対言われる。

あいつめんどくさ。

あなた大好き野郎め・・・。
女子 B
葉月ちゃん?
若林葉月
若林葉月
あー、ごめんごめん。行こ!
女子 B
うん!
そう言って私たちは歩き始める。

よし、どーにかあの二人を説得させて、

結弦に勇気を与えないとな。
 









 










まーさかの展開ー♪

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