第42話

37
1,479
2018/05/03 07:22
あの後、すぐに広まったからね。
基本的友達に会ったらからかわれるっていう。
まぁ、気にしてないけど。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
浅野side
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
流星くん。
浅野流星(あさの りゅうせい)
あ、めぐ。
今は部活が終わって帰る頃。
鷹野に帰られちゃったから1人で帰ろうとしてた。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
一緒に帰らない?
浅野流星(あさの りゅうせい)
うん。いいよ。
唯一の幼馴染。
保育園で小さい時から遊んでいた。
数えきれないくらい写真がある。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
彼女…出来たんだね。
浅野流星(あさの りゅうせい)
もう知ってんの?
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
部活の5組の子が言ってた。
5組が僕らのクラス。
こんなに早く伝わるんだ。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
岡野あなたちゃんだっけ?あの子可愛いよね。
浅野流星(あさの りゅうせい)
やっぱり思うよね…。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
あと明るくて…私も好きかも。
浅野流星(あさの りゅうせい)
明るいを越してうるさい時もある。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
へぇ(笑)
こうやって2人で僕の好きな人の話をするのは…何年ぶりだろ。
めぐはどう思ってるのかな。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
私達は一生幼馴染だもんね。誓ったもんね。
浅野流星(あさの りゅうせい)
うん。誓った。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
だから、私のことはなんも思わないようにね
浅野流星(あさの りゅうせい)
わかってる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小6
この頃はめぐが好きだった。
初恋で、このままずっと好きでいるんだろうと思ったこともなくはなかった。
人を好きになるってこんな感じなんだなって。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
流星くん…ちょっといいかな?
浅野流星(あさの りゅうせい)
ん?
明日が卒業式。



僕は連れられて小学校の中庭に来た。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
流星くんって……私のこと、好き?
浅野流星(あさの りゅうせい)
え?突然どうした?
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
あっ…いや。
ごめん。
『私のこと好き?』って。
何故か理由を聞きたくなってしまった。
『好き』と言い逃してしまう。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
あのね、私流星くんのこと好きなのかわかんないんだよ…。

話す時ドキドキしないし、ときめいたりもしない。

けど、同じ空間にいると安心するんだよ…。
浅野流星(あさの りゅうせい)
彼女は困ったように笑った。
どうすべきなんだろ。
浅野流星(あさの りゅうせい)
僕は好きだよ。
矢口 めぐ(やぐち めぐ)
…そっか。ありがと。

プリ小説オーディオドラマ