状況理解する。
浅野…付き合ってるこという
理由:私に男子が寄ってこないように
私…好ましくない
理由:みんなの前では…ちょっと
→「私が誰かと付き合ってる」という
浅野…なんで?
ということでしょう。
なぜ、私が浅野と付き合ってると言わないのか。
それは…
思わず口調が変わってしまった。
しかし、今はそんな事はどーでもいい。
『もっとあんだろ』
自分の心に聞けば…他にもある。
けど、それは…浅野には言い難い。
浅野side
━━昔━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小学5年生くらいの頃。
僕はいつものように幼馴染・矢口めぐを誘った。
今は別のクラスだけど、小学校の頃は6年間同じクラス。
そして保育園も同じだった。
彼女は少し困った顔をした。
いつもなら即答なのに。
その理由はすぐに判った。
そう、他の女子といるからだ。
なぜ1人じゃない時に誘わなかった…と思う。
しかも、その人は結構なんでも言っちゃう人達…。
めぐは控えめな性格で、あんまり言葉には出さない。
だから、なにか発した時は強い思いがある時。
2人もそれは知ってるらしい。
その目の力強さに僕は驚いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あなたside
そんなことがあって、今も覚えてるんだ。
確かに、その頃と浅野の評価はみんなかわってない。
「変人」って言ってるからな。
私は…たまに変わってるって思うけど、良いところが沢山あって好き。
めぐちゃんと考えは似てるかな。
けど、何より周り。
千夏だって私の好きな人を知った最初は
『えっ!?あんな奴を!?』
って言ってたし…。
みんな浅野のこと全然わかってない。
変人ってただ変わってるだけじゃん。
個性が出てていいと思う。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!