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2021/09/09

第22話

20
あなたside





さっきの黒尾さんのパンチが効いているのか、とてもくらくらする。





一瞬も気が抜けない



『…』



だけど今から降参なんてなんてできない。



いや、したくないのか、きっと私は







私にもプライドなんていう厄介な物があるんだよね、






今ここでゲームを終わらせたくない。




『(、勝ちたい)』

心の中で密かにそうつぶやく。



ゲームはゲームでもやるからにはやる。
やるからには勝ちたい。











負けるゲームなんてやりたくない。





負けず嫌いの性がここで祟るなんてほんと、





厄介なことに巻き込まれたものだ。







研磨「来ないの?」







『いきます…っよ!』






『(次は正面から行くのやっぱりバレてたか…)』





研磨さんに見破られていたが、別にいい。






バレたところで焦りはしない









喧嘩は表情に出た時点で状況が変わってしまう。






特に相手が研磨さん、だとね



『…』


私は研磨さんの目の前まで歩いて行った。







だが、すぐに喧嘩をふっかけるのではなく、









『…ふふ』









_____笑った。



密かに笑ったのだ。




研磨「!!」






殺気なんて出してない、むしろ出せない。




そう、ただの笑顔だ。





なんの毒気もない、綺麗な笑顔を作ってみる










こんな私にとって不利以外の何物でもない状況下でこんな笑顔を見せられなんて




















これ以上にない混乱材料、でしょ?















研磨さんは今、隙ができている。


『(今しかない…!!!)』


研磨さんの一瞬の隙をついて、私は研磨さんに回し蹴りをした。




上手く決まったみたいで





研磨「うぐ…っかはッ」





流石に対応できなかったのだろう。






研磨さんは思いっきり腹を抱えて咽ている



そしてやがて研磨さんは跪き(ひざまずき)、倒れていった





『(流石にやりすぎたか…?)』






そんな不安が頭をよぎる









が、これもやはり心配などしている暇はない。



それに、





喧嘩は、無礼講。強いやつが偉いものなんだから






今まで黙ってみていた2人が動き出した。







どうやら、私の動きを観察していたようだ。





一斉にかかってこられると少し、いやかなり分が悪い





しかも、研磨さんがやられたというのに、焦っちゃいない。




至って冷静だ。



『(くそ…っ。厄介だな)』



こういう人が対応しにくいんだよ、全く