第22話

トアvs
260
2023/01/03 15:11
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「今回司令補助を担当します、成宮です」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「皆さん、本日はオフの予定だったのにすみません...」
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
気にしないでください
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
元々この仕事で休みがある方が珍しいんですから
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
確かにそうですね
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「ふふ、ありがとうございます」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「それからイビルについてですが」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「現在A区のシーサイドカレッジにて、2体のイビルが3人の生徒を人質に取ってる状態です」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「正直...いつ殺されてもおかしくない状況にあります」
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
それを早く言ってくださいよ!
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
急ごう!
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
ああ!
3人はフライトシューズのセンサーをダブルタップし、加速させた。




















夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
...あれか
EVIL
EVIL
兄さん、もう食っちゃおうよぉ
EVIL
EVIL
焦るな弟よ
EVIL
EVIL
人類ってのは恐怖のゲージを極限まで上げた状態で喰うのが1番うめぇ種族なんだよ
???
やっ、やめてくれぇ!
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
...!
同級生1
同級生1
俺らが何したって言うんだ!
同級生2
同級生2
そうだよ!お願い解放してよ!
EVIL
EVIL
やーだよーだ!
EVIL
EVIL
俺らだって腹ぺこなんだ
EVIL
EVIL
久々に人間が食べれるって言うのにこのチャンスを逃すわけないだろ
同級生3
同級生3
くそっ...!
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
人間を...食べる?
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「“Peach”はご存知ないんですね」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「EVILはランクが上に行くほど『人間捕食型』という種族が稀に存在します」
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「なので交戦する際の危険性が通常より倍増します、いつも以上に注意を払ってくださいね」
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
はい
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「それでは、そろそろ任務を開始...」
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
待って
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
...“Sunny”?
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
どうかしたのか?
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
夜裂 星雷(ヤザキ セイラ)
早くしないとあの人達の命が...
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
ねえみんな
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
世の中にはさ、助けなくてもいい
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
死ぬべき人間がいるって
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
そう思わない?
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
桃瀬 水姫(モモセ ミズキ)
“Sunny”?..何言って
トアは留まっていた高校近隣のビルの屋上から飛び降り、高校の屋上に着地した。
EVIL
EVIL
なっ!貴様!
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
クレイ       粘土
EVIL
EVIL
うわっ、なんだ!?
粘土のような物体がイビル2体を拘束し、2体は床に倒れ込んだ。
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
それ、最短で5分は動けなくなるから
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
今はアンタ達に構ってる暇はないの、大人しくしてて
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
成宮 火花梨(ナルミヤ ヒカリ)
「“Sunny”!単独は危険です、イビルの身動きが取れない内に一旦被害者達をこっちに...」
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
...うるさ
トアは耳につけていた無線を地面に落とし、足で踏みつけ壊してしまった。
同級生1
同級生1
キミ、もしかして助けに来てくれたのか?!
同級生3
同級生3
助かった、ありがとう
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
...その口ぶり
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
やっぱり、私の事覚えてないみたいだね
同級生2
同級生2
え?だって私達初対面でしょ?
同級生2
同級生2
あなたみたいに可愛い子なんて早々いないし、見た事あったら覚えてるわよ
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
...まあ、そうだよね
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
私結構変わったし
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
朝日奈 土明(アサヒナ トア)
こうした方が分かりやすいか
トアは右手人差し指で右耳に引っ掛けていた前髪を払った
同級生3
同級生3
なっ、
同級生1
同級生1
お前、まさか...
朝日奈 土明
朝日奈 土明
思い出した?
朝日奈 土明
朝日奈 土明
それじゃあ改めて
朝日奈 土明
朝日奈 土明
私の名前は朝日奈 土明
朝日奈 土明
朝日奈 土明
昔、アカデミーに通っていた頃
朝日奈 土明
朝日奈 土明
あなた達に虐められていた女の子の名前よ

プリ小説オーディオドラマ