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2018/10/30

第2話

# 2 『あなたの顔色』
身体中ズキズキとする痛みに耐えながら、
今日も重い足を引きずって会社にやって来た


私はUUUMという動画クリエイターたちが多く所属している事務所の社員


毎日が楽しい事だらけなんだけど、
私が裏で不倫してるなんてみんな知らないんだろうな……


今日の私の予定を確認すると、
30分後にはじめしゃちょーとのイベントの打ち合わせが入っている


まだ早いけど何もやる事ないし、
打ち合わせの部屋に入っておこう


廊下の突き当たりほどにある会議室の扉を開けると、
はじめしゃちょーがすでに資料を読んでいた



「あっ、お早いですね、お疲れ様です」



私がそう言うとはじめしゃちょーも立ち上がって



『いえいえ、僕が少し早く着きすぎちゃったから……。
お疲れ様です』



なんて返してくれる


はじめしゃちょーはUUUMの中でもトップクラスのYouTuberさん


なのにちゃんと一人一人の事を考えてくださり、
こうやって人が来たら立ち上がって笑顔で挨拶をしてくれたり


だからUUUMの中でも彼はとても尊敬されている


……女の人たちは彼を狙っている人も少なくはないみたい


はじめさんの対面側、1番端っこに座って私も置いてあった資料に目を通し始めた



『……石神、さん?』



急にはじめさんが私を呼ぶもんだからびっくりして慌てて顔を上げる



『何か、ありましたか?
あまり顔色がよくないですよ』



そう言って私の顔を覗き込むはじめさん


私の顔をちゃんと見てくれていた


様子に気付いてくれた


こんな事異性から言われるのははじめてで


私が彼に恋をするのも時間はかからなかった