第18話

〜国見英と〜
あなた(かっこいい...?!今私、そう思った?!)

あなた「ありえない。そうよ、何かの間違いだ...」

自分に言い聞かせ、再度試合を見る
試合はデュースまで続き、正直見てるこちらも辛かった
日「影山ァァァ!!!」

日向先輩がそう言って助走に入った
あなた(速攻来るッ!)

きっと誰もがそう思った。
また、あの変人速攻に点を取られるって
でも違った
何もかも。全て完璧。
美しいほどの影山先輩のセットアップ
日向先輩だって充分飛んでいた。
のに
バシンッ!
日向先輩が打ったボールは青城の3枚ブロックに捕まった
ピッ!
ピーッ!
試合終了の笛と共に烏野は脱力したように座り込んだ
ま、当然か。と思いつつ、私は青城の方を見た
岩泉先輩と及川先輩がなにか喋っていたが(私には関係ないな〜)なんて思いながら
さぁ帰ろうと客席から立つと大きな声が聞こえてきた

国見「神崎あなた!そこで待ってて!!」

オーマイガー

ファンが地味に多い国見先輩に声をかけられてしまった。
さっきの「かっこいい」っていうのもまだよく分かってなくって胸糞悪いのに...
国「ハァッ!ハァッ...!」

あなた「なんですか、いきなり呼び止めて。何でもないとかなら殴ります。()」

国「そんなじゃないよ、ただ、少し話したかったからッ...」

その時、はっ!って気がついたんだ、このかっこいいの正体。
国見先輩のプレーに憧れたんだって
だからかっこいいと思ったんだって

国「あのさ!神崎さn((」

あなた「国見先輩。私、青葉城西行きます」

国見「え?」

あなた「私、白鳥沢狙ってたんですけど...青葉城西行きます。」

国「え、なんで?」

あなた「国見先輩がいるから?」

国「疑問形...‪w」

そう言ってふっと笑った

あなた「綺麗...」((ボソッ

国「え...?」

あなた「ハッ!いや、違くって...!!あぁ!もう!!」

自分の言葉にむしゃくしゃしてしまいそっぽを向いた

国「まーまー、神崎さんは新山女子行かないってこと?」

あなた「?はい。元々新山女子は眼中にありませんでしたし...」

国「え?女子じゃ強豪校じゃん...!」

あなた「そんなの知りませんよ。私は私の好きなバレーをやりたいんで、とにかく!私は青葉城西に行きます!待っててください!!」
と、まぁ、こんな感じで青葉城西に行くと決めた。
少し過去語りがながくなっちゃったね。
そんなこんなで私は猛勉強中
青葉城西には今の学力でも充分入れるがもしもということがある。
私は慎重なんだ!
あなた「はぁ...ちょっと遅くまで残っちゃった...」
冬になり冷たくなった風を頬に感じながら1人小さく呟いた
??「あれ?神崎さん?」
後ろからそんな声が聞こえ振り返ると
国「久しぶりだね」
と言って小さく手を振る国見先輩が居た

あなた「こんばんわ、」

と会釈をして、もう一度まじまじと顔を見た

国「??俺の顔になにか着いてる…?」

あなた「あ、いえ、そうじゃなくって…かっこいいな、と」

国「?!?!///」

あなた「ん〜、プレーしてる時はもっとシャキッとしててかっこいいですけど、今の眠そうな目もかわかっこいいですね!(?)」

国「そ、そう?ありがとう…///」

あなた(顔赤い。可愛い…)

国「あ、もう暗いし、送ってくよ。」

あなた「え、あ、ありがとうございます。」

その後は世間話なんかをして帰宅路を通った

国「神崎さんはさ、受験、どう?」

この季節だし聞かれてもおかしくないが国見先輩がそういうことを気にするのかと少し驚いた

あなた「あ、まぁ…ぼちぼち。」

濁したように答えると「そっか」と言い下を向いた

国「俺さ、スポーツ推薦だったからあんまり勉強とかしてないけど、神崎さんは大丈夫って思うよ。こんな俺が言っても説得力ないと思うけど‪w」

国見先輩はマフラーに顔を埋めて小さく笑った

あなた「私、!受験終わったら国見先輩に言いたいことあるんです!」

思い切って口に出すと国見先輩は目を少し見開いたがすぐに元の表情に戻した

国「うん。期待しとく。」

あなた「あ、じゃあ私の家ここなんで、わざわざありがとうございます。」

国「んーん、俺もこっち方向だったから、じゃ、受験頑張って」