第17話

〜国見英と〜
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2020/04/08 23:08
??「あれは…」


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あなた「うげっ…影山先輩よりやな人と会っちゃったよ…」

及「うげってなによ?!皆大好き及川さんでしょ?!」

あなた「ってかなんで私のこと知ってるんですか、接点ないでしょ…」

及「ふふん!可愛い後輩ちゃんだからn((」

岩「おいクソ川、他人に迷惑かけるな」

あなた「ハッ!岩泉先輩ッ!!応援してます!頑張ってくださいっ!!」

岩「おー…えっと〜…」

あなた「あなたですっ!北川第一の時の後輩でしたッ!女バレで1年の時にレギュラー入りして噂になってた奴です!」

岩「あー!お前か!男バレで吸収できること吸収して帰れよ!」

あなた「はいっ!!!」
〜試合開始〜
あなた(うわぁ…相変わらず及川先輩、プレーは凄いんだよなぁ…上手くスパイカー使い分け…て…ってえ?!?!)

あなた「金田一…先輩…?」

ピッ!
と音と共に点を入れたスパイカーを見る
なんとその人は影山先輩といざこざがあった金田一先輩だった。
金「っしゃ!!」

ガッツポーズをしながら及川先輩とハイタッチを交わす。

あなた(あれが…?金田一先輩…?すごいイキイキしてる…)

及「金田一〜キレッキレじゃーん!」

金「及川先輩のトスがあってこそです…!」

私がびっくりした様子でじーと見ているとそれに気づいた及川先輩がニヤリと笑った

相変わらずムカつくことをしてくる人だ

確かに及川先輩のトスは凄いし、金田一先輩のスパイクも凄い。身長はある方でそれプラス最高打点が高い。
悔しいが実力と言うやつを認めざるを得ない
だけど、烏野も負けてなかった
リベロのレシーブ力はもちろん。
もう1人アタッカーでありながらレシーブが凄い選手もいた。
エースの人は1人で3枚ブロックを抜く力もある、2年の先輩だと思われる人もアタック力は凄かった。
そして、1年生にして190にまで届きそうな高身長なMB。
でも、何より1番驚いたのは...
日「影山ァァァ!!!トスくれぇぇぇ!!!」

日向先輩が影山先輩にそう言った
正直びっくりだった。
影山先輩のトスは、みんなが呼んで打つようなトスじゃない。少なくとも中学生時代の頃はそうだった。
それなのに...
なんで...
バコンッ!
ピッ!
日「しゃっ〜!!!!」
あなた日向先輩が居るの...?
あなた「超早い...速攻...」
影山先輩も、成長してた。
金田一先輩だって...
それなのに、国見先輩は...?
試合は後半にまで差し掛かりみんながもうヘロヘロ、という感じだった。その時。

及「国見ちゃんッ!!」

及川先輩の声が客席まで届いた

あなた(国見ちゃん...?聞き間違え??)

バシンッ!!

そんな心地のいいくらいの音を立てて点を取る選手

国「しゃっ!!」

それは紛れもなく国見先輩だった。
私が見てることに気づいたのか、国見先輩はこちらを見てしてやったり
という顔をしていた

正直ムカいた。

ムカつくくらい...



かっこよかった

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