第4話

小瀧家
290
2019/02/13 10:56
ドアを開けて外に出る

春だけど少し肌寒い。でもお日様がポカポカしてる

そして、“小瀧”とかかれた表札のとなりのインターホンを押す

しばらく待っても開かないからドアを開けてみる

ガチャ


ドアが開く。

なんて不用心な。鍵くらいかけなよ

「お邪魔しまーす」

返事はない。きっとまだ寝てる
おばさんとおじさんはいつもお仕事早いから私が起こさなきゃ起きないんです笑

ただいつもはドア開けっ放しなんてことないけどね?

1つのドアの前に立った私は返事はないとわかっていながらノックをする

コンコン

返事がないから入ります。

ガチャ

「のんーー!!のぞむー!起きて!!」

『んーーーーー。』

今日も寝顔かっこかわいい
不機嫌そうに眉よってるし

「のーーん!!起きて!!」

無理やり布団を剥がす

「んん。寒い。」

「わっっ!!」

急に腕を引っ張られ、気づいたら彼の腕の中。

「ちょっと...!!!望!!寝ぼけないでよ!笑」

「んんっ...さむいやんなぁ...布団どこやぁ...」

ぎゅっと強く抱きしめられた

「のぞむ...苦しっ」

『んーー。』

いや、近いって!!笑
てか寝ぼけ過ぎでしょ!!!


もうこっちの気も知らないでさ...


『ん...眠ぅ...ん?なんであなたここにいるんや?』

「望!!!ちょっと離してよ!!!」

『え、あぁすまんすまん』

そう言って腕の力が抜ける。

『またやってもうた。反省反省...』

「もう!のん起こしにくるとこうなるから嫌なんだよ!!」






もっと好きになっちゃうから。





乱れた髪を直す。

『ふぁ...。ごめんて。そういえば今日から高校生やね。俺と同じ高校でよかったやん笑』

あくびをして眠そうなのん

「調子にのるなバカ笑早く支度しろバカ笑」

素直になれない。

『そんなバカバカ言わんでもええやん!!あなたのアホ!!』

2人で言い合っておかしくなって吹き出してしまう。


「ほら、早く学校いこ?先行っちゃうよ?」

『急いで支度するから待っててくれへん?』

「5分ね」

『それは無理やわ笑』

「とりあえずご飯は?」

『今日は何作ってくれるん?』

なんか朝ごはん作るの恒例になってますけど笑

「冷蔵庫見てくるね笑笑」

「それまでに着替えてリビングきてね」

んー。よっこらしょ。とか言ってベットから降りてる笑

「あ、のんーーー!!うしろ!!髪はねてるよ」

歩くたんびにひょこひょこしてる髪の毛


寝癖とか超かわいい。


「それも直してきなね。先行ってるよ」

そういって小瀧家のリビングに向かう

私って望にとってお母さん??

恋愛対象として見られてない???



なんかなぁ笑

ショック。


けど今1番近い女の子は私だから。

それはとってもうれしい。







この時はまだ。







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ちょっと長めに書いたので
少し期間空きます

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