20〇〇年〇月〇日
午後9時
俺は川瀬に言われた通り〇〇山の広場付近に居た
俺は、あまりにも人数が多いので敵グループの様子を見ることにした
いきなり肩を叩かれびっくりした
そこには、完全武装……とまでは行かないが
それなりに喧嘩します感漂う格好をした
川瀬がいた
なんか妙に楽しげな川瀬に若干不審感を抱きながら、俺は味方勢力、総勢40名の前に出て
今回の戦略、後処理などを総長、幹部らを含め7人くらいで話し合った。
双方の総長の合図と共に一斉に前例、つまり
第1特攻隊が、全速力で走る。
独り言を言っていると
川瀬が声を掛けてきた。
川瀬はニヤリと不敵な笑みを浮かべた
今思えばこの時点で
ある程度こいつの行動は読めたはずだった。
総長の合図で俺は思いっきり走った
俺は、1番前に出ると早速、敵勢力のうちの1人にラリアットをかます。
次々と敵勢力メンバーを倒す俺に歯止めを掛けたのは、当時意外な人物だった。
首にとんでもない衝撃が走る、瞬間全身の力が一気に抜けていく。
そう……こいつは昔からそうだったんだ
そう言うと俺は意識を失った。
〜2日後〜
目が覚めると真っ白な、まるで雪のような天井……
いきなり大声でツッコミを入れてしまった。
当然の如く驚かれながら看護師に状況、そしてここがどこだか説明を聞かされた。
俺は、あの後、
誰かによって病院へ連れて行かれたらしい
油断してしまった……
許さない……
俺は、殺意にも似た怒りを心に宿した……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!