enn様は円香でいきます。
START
診断でわかったことは…
全盲
…
それから数日
2人は中絶は考えず産んであげることを選んだ。
何も見えないとしても
お腹の子に罪はない。
そして、なによりも
耳が聞こえるのなら見えない分沢山いいものを感じて欲しい。聞いて欲しい。
ということを考えた。
もちろんメンバーや家族にも打ち明けた。
検査の結果遺伝性ではなかった
次の検診の日
性別がわかった
前回とは反対で
父は喜び
母は病む
性別が分かってもお腹の子の事を考えると
自分が全て悪い気がしてくる。
ennは気持ちが沈んでいることに
自分でも気づかずにいた。
そして、、
数日後…
AM 7:00
リビングの扉を開いたら…
そこには
誰もいない
お風呂を覗こうとしたら
泣き声が聞こえた
脱衣場は冬ということもあるが
とても寒々しい雰囲気。
服は無い。
まさか服を着たままお風呂に…?
色々と考えている暇はない。
確実にennはここにいる。
行動を取らなきゃ。
けれど、彼女は1人になりたいのか、、
鍵もかかっている
こたつは声をかけた。
焦らずに、、、少しずつ声をかけるべき…
なるべく、否定をせずに、、
怖がらせずに、、、
声をかけていく
細い声が聞こえてくる
しかし、心中を考えていることはないと予測できる。
勘だけど今は、それを信じるしかない
否定はだめだ。
(すりガラスのような扉に)お風呂のドアに
なぜか、、血が着いている。。
まさか、、
自分の腕を切っていた。
相当深く切れている。
肩は震えていて
唇は青くなり、、、
貧血の症状が出てくる。
ennはお腹を擦りながら
微笑んだ
桶が音を響かせて落ちる。
金属が落ちた音とともに
血しぶきが上がった
こたつは、意を決して
行動を起こした
近くにあった
細い棒でドアを開けた。
これは、プライバシーなんて言ってられない。
急いで扉を開けた
幸い、自分を刺したわけではないそうだ。
左手首に深い傷がある。
橈骨動脈が切れた
失血による貧血が起き、意識は朦朧としている。
近くにあるバスタオルで抑えた
数分後
🚑💨💨💨💨
車内で手を握って常に話しかける。
我に返ったenn。
こたつの、励ましによって
考えが変わった。
たくさん自分を責めて
傷つけて
楽になろうと、、、
自分勝手なことしないで。
こたつの本心はそのようなもの。
今は、命が繋がっていることだけでも
涙が出そうになる
数日間の入院が必要だったが
母子ともに命に別状はなかった。
それから数ヵ月後
2人は前向きに歩き出し、
様々な壁を乗り越えた
予定日まで1ヶ月を切る
つづく
いつも、あと少しみたいのに!って思いますよねwなので、今日は
久々にハッピーエンドにして終わらせました。
次回は、♡100で、あげます
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!