テニスボールを投げて
腰を指さす
今世紀最大の力をふりしぼり、
テニスボールを腰に押し当てた
それから数時間経ち、こたつは、疲れ果てて
魂が抜けかけている。
ennは痛みがどんどん強くなる中
呼吸法をマスターして 精神統一していた
刻一刻と迫る限界、、
旦那にできることは寄り添ってあげること
自分が倒れたら
奥さんは1人で頑張らなら無ければならなくなる。
それだけは避けたい。
3度目の触診でほぼ、全開していることがわかった
今1番痛いやん。
なんなん。
死ぬ。
言われるがままに
力んで
されるがままに
産まれてくる
娘。
自分の体から
人がでてきた。
不思議な事だが、
それが、命を繋ぐこと。
出産。
いままで、約10ヶ月色々あったな。この子は私の体内ではこんなにも
大きくなっていたんだ。
一瞬のうちに思いが溢れる。
いつか、この感動をこの子も味わうのだろうな。
おわり
NEXT→命についてやるか、、ゑむリザやります。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。