第40話

日向応援隊
837
2020/06/15 04:00



12番の相手を探してたら、



"はい、私、12番"


って聞こえた



ん!?!?ちょっとまて!?この声…

































日向:あなた!?!?!?!


あなた:ん、12番


日向:( ゚д゚)ポカーン


あなた:翔陽ー?


日向:うあっ!ご、ごめん






ー日向sideー


あぁ。神様…本当にありがとうございます…


日頃からテストで悪い点を取らせたり、サーブミスさせたりしていたのは、


全てこのために良い運をとっておくためだったんですね…


ありがたや…ありがたや…





あなた:(翔陽が…悟りを開いてしまっている…)







ー月島sideー


あぁ、日向はあなたとだったんだ。


羨ましいし、代われるもんなら代わりたい。でも


僕は僕のやり方でやるからいい。


それにしても神様、




なぜよりによって…



黒尾さんとなんですか…







黒尾:つっきーよろしくな!!ごめんな、あなたちゃんじゃなくてw


月島:ほんとですよ


黒尾:え、泣いていい?


月島:ハァ


黒尾:まぁ、そう焦んなよ?この数分だけだ。あのちびちゃんがこの時間に何かアクションを取るとは思えないし


黒尾:むしろがっちがちでなんも話せないんじゃね?ww





その頃12番ペア・・・



あなた:(さっきから翔陽の様子がおかしい…)


あなた:翔陽?


日向:は、はいいいいい!!!!!何でしょう!?


あなた:……え、大丈夫?


日向:なななななな何が!?


あなた:がっっっちがちじゃんww


あなた:おかげで全く怖くないんだけど?w


日向:(あ、あなたが笑った…)


日向:ボンッ




ガサガサッ


あなた:ビクッ (前言撤回、やっぱ怖い…)


日向:…そ、そ、そ、袖、掴む…?


あなた:んえ?


そういって翔陽は袖を差し出してきた


断る理由もなかったし、素直に掴ませてもらった


それにしても…






あなた:ねぇ、出口…どこ?


日向:俺も…思ってた


あなた:なんで?テープ通り進んできたよね!?


日向:きた!!なんで!?!?!


あなた:(やばいよ…真っ暗だよ…?)


あなた:……




ギュ


あなた:え?


日向:袖よりこっちのほが落ち着くだろ!ニシ


あなた:……お、おう




ー日向sideー

ちょっとまて!!!勢いで手つないじゃったけど、よく考えたらやばくないか!?


めっちゃ暗いし!怖いし!


いや、落ち着け翔陽…俺は男だ…





日向:大丈夫だからな!


あなた:ん


日向:それにしても…このまま歩いてていいのか?


あなた:ね。どこここ?


ガサッ



日向&あなた:ぎ、ぎやああぁぁぁぁぁぁぁ




?:なんやねん俺や



あなた:あ、ツム、サム…


侑:絶対迷子なる思うとったけど、ほんまになるとは…w


あなた:でも、よくここ分かったね


治:んあ!?あ、あはは、ま、まあな!





ー宮sideー

言えへん…日向の一途さに根負けして今回だけ加担してやったなんて…




遡ること1時間・・・



侑:お、おれ1番や!あなた何番やろ〜


治:んな!?


侑:ん?……まさかお前…1番か…?


治:せや…


宮:いややぁぁぁぁぁ



北:うっさい2人とっとといってこい



宮:うっす




治:なぁツム、


侑:ん


治:日向?やっけ、あいつがあなたとペアらしいねん


侑:…ふーーーーん


治:…音駒の黒尾?とかが月島の後押ししてるって知っとるか?


侑:おん


治:…


侑:サム…まさか…


治:あなたは俺らのこと幼馴染以外何も思ってへんって朝分かったやろ?


侑:……うああああああああああああああ


侑:わーったわ!あっちが月島応援隊ならこっちは日向応援隊になってやるゆうことやな!?


治:せや!けど、日向には伝えんでええよな?…俺やってあなたを自分のものにしたい気持ちは変わらへんし…


侑:それでもあなたがほんまに好きな人と結ばれてほしい、ってことか


治:おん




侑:よっしゃ!!!やるで!!!




そんなこんなで上手いこと2人のときにテープを動かしたのだった









治:ま、まぁ、二人共無事で良かったわ!


侑:ほ、ほんま!なぁ!!


あなた:ジー


日向:…よかったぁぁぁぁぁぁ


日向:やったな!あなた!帰れr


日向:…(あぁ、帰んなきゃいけないのか。もう少し2人でいたかった…)


あなた:……



治:コソッ あれ?帰りたくない的な?


侑:コソッ 重症やん…



あなた:ニコッ 帰ろっか!





































あの時、少ししか背が変わらない翔陽がたくましく見えたのは…



つないでいた手が熱かったのは…



気のせいですか?







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