第2話

ま る で 氷 の よ う に
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2019/05/13 08:50
あなた『ねぇ、今日も帰って来ないの?』


私は今日もアバハウスに行き、3人でそらの帰りを待つ。


10日ほどアバハウスに帰っておらず、心配になってLINEを入れる。



(さすがに10日我慢したからいいよ・・・ね?)



送って30分したくらいのときやっと返信が来た。


そら『うん。』

そら『てかだりぃからLINEすんなって』


相変わらず冷たいそら。


昔はこんなんじゃなかったのに・・・。

" 好きだよ "って言ってくれて、

抱き締めてくれて、

キスしてくれて、

あんなに優しかったのにな・・・。
あなた「はぁ。」

ツリメ「どした?返信きた?」

あなた「あ。うん・・・」

エイジ「で、そらなんだって?」


私は3人にLINEの会話を見せた。


リクヲ「呆れるくらいに冷たいね、そら。」

りっくんが溜息混じりに言った。


そう、そらは冷たい。
あの頃、私に" 愛 "を教えてくれたそらの愛は燃え尽き、氷のように冷たくなってしまった。













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