第9話
🌷
そういえば、私の誕生日はいつなのだろう
分からなすぎる
不思議なことがありすぎる
今は部活へ行く途中
私は色んなことを考えていたら頭がすごく痛んだ
視界がおかしくて、足がふらついて
私はとりあえず壁によりかかり、そのままうずくまった
涙が出てくる
痛い、
私が頑張って思い出そうとした副反応のようなものだろうか
色々考えようとしたけどそんなことをできるような余裕はなくて
この時間、みんな部活に行ってしまっているから、
先生とか、通る人を宛にするとか、
助けを呼ぶとか、そんなことはそう簡単にできない
段々と強くなる痛みに耐えられず、
私は床に倒れ込み
間もなくして、私の意識は途切れた
︎︎
目が覚めると、見覚えのない場所
雰囲気的に保健室だろう
誰かが運んでくれたのだろうか
そう考えていると、シャーッという音を立てながら
勢いよく、仕切りのカーテンが開けられた
きっと、黒尾さんが運んでくれたのだろう
とりあえず、私を見つけてくれる人がいて良かった
黒尾さんに感謝だ
そーやって、微笑みながら話していた
性格も顔もイケメンなのだと思った