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2022/01/14

第3話

🌷



 目が覚めた時、私は何も覚えていなかった




 知らない部屋のベッドで寝ていて



 隣には美形の男子



 そして私は、その男子の腕の中で寝ていた






 何が起こっているのかわからなかった





 分からなくて、頭が混乱していて、泣きそうだった








 だから、とりあえずそばにあった自分の携帯を持って




 私はその家を飛び出した








︎︎








家入 あなた
はぁ、はぁ……




 自分の名前とかはわかる



 でも、私が何故そこにいたのかは分からないし



 私の隣にいた人も分からない





 覚えているのは自分のことだけ



 名前と年齢





 でも、それ以外は分からない


 どこの高校に通っていて、友達関係がどうで…とか




 私に兄弟がいるのかとか



 その辺は全く分からない






家入 あなた
っ、痛ッ……



 無我夢中に走っていたせいで、私は石につまづき


 そのまま地面に倒れ込んでしまった






夜久衛輔
夜久衛輔
大丈夫か?


 声的に男の人


 ゆっくり顔を上げてみる



 すると、私の前に立っていた男の人は、



 私に手を差し伸べていた




家入 あなた
(っ)ぁ、大丈夫、です…ッ



 大丈夫と言ってもやっぱり痛い



 擦りむいちゃったかなぁ……




夜久衛輔
夜久衛輔
全然大丈夫じゃねぇじゃん!
夜久衛輔
夜久衛輔
…おんぶするからじっとしてて



 そう言って男の人は私のことをおんぶし


 そのままどこかへ向かった






︎︎





黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
ちょっとやっくん、サボりでもしてた…って
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
誘拐はダメだよ
灰羽 リエーフ
灰羽 リエーフ
え!夜久さん彼女ですか!?



 分からないけど、男の人たちが騒いでいる


 中には放心状態の人もいる



家入 あなた
あ、えぇと……
夜久衛輔
夜久衛輔
ほら、困ってんじゃねぇか
夜久衛輔
夜久衛輔
怪我してたから連れてきただけ
孤爪研磨
孤爪研磨
怪我してるならこっち、早く手当しよ
夜久衛輔
夜久衛輔
おう、助かる




 1番冷静な人がいた


 でも、どこか気だるそうな





 迷惑…かけちゃってるよね





夜久衛輔
夜久衛輔
よし、これでどうだ?
家入 あなた
…ありがとうございます。
家入 あなた
それと、すみません、迷惑をかけてしまって…



 一応謝っておく


 すると、1番冷静な人と私をおんぶして、手当までしてくれた人たちは


 目を見開き、顔を見合わせて



 それからこういった




夜久衛輔
夜久衛輔
気にすんなって!
孤爪研磨
孤爪研磨
怪我してたら助けるのが当然でしょ。



 元気いっぱいな人と真反対に


 言うのを簡潔に終わらせようとする人




 2人は対照的だけど、中身は優しい