第8話

こ ろ ん s i d e
997
2020/03/07 20:46
ころん
ころん
あなた遅いなぁ。(ボソッ)
僕はあなたをおいて先に教室に来ていた

いつもはあなたと一緒に来てるからなんとも思わなかったけど、一人の時間って案外退屈なんだなって思い知らされる
ころん
ころん
あぁもぉぉぉ!あなたはやくきてよぉぉ
一人の時間は退屈でしょうがなかった



早く来ないかとドアの方をチラチラ見てるとあなたが教室に入ってきた
ころん
ころん
お!あなた遅かったねぇ〜!
僕は手を振りながらあなたを出迎えた
あなた
あなた
こぉろぉん?( ◜௰◝  )
なぜ置いていきやがった( ◜௰◝ )
あ、あなた怒ってる
ころん
ころん
えぇ?だってあなたあまりにも来るの遅いんだもん
あなた
あなた
それでも待っててあげるのが女子に対する対応なのではないですか??( ◜௰◝  )
ころん
ころん
え、あなたって女子だったn
あなた
あなた
ころんくん?それ以上いったらどうなるか分かってますよね?( ◜௰◝  )
ころん
ころん
え、待って?殺さないで??
あなた
あなた
しょうがないな。許したる( ◜௰◝  )
なんだかんだいっていつも許してくれるんだよね。


でも……
ころん
ころん
ぐぬぬ…なんかムカつく。ぐぬぬ…
僕があなたと話してると
さとみ
さとみ
あ、ころんじゃん!はよー!
ころん
ころん
あ、さとみくんじゃん!おはよー!
僕の相方兼親友(?)のさとみくんが教室に入ってた
ころん
ころん
え、てか同じクラスだったの?ww
さとみ
さとみ
おい、俺の存在消すなよww
ころん
ころん
ごめんごめんw
えぇ、でも僕全く気づかなかったよ??
さとみくんの影薄すぎでしょ((
さとみ
さとみ
あ、そういえば君、朝ぶつかっちゃった子だよね?
あなた
あなた
え?あ、はい!?
さとみくんがあなたに話しかけるとあなたはびっくりしたのか、肩をビクッとさせてこちらを振り向いた



ん?朝ぶつかったってどういうこと?
さとみ
さとみ
大丈夫?wwまだ名前言ってなかったよね!俺桃音さとみ!よろしくな!
さとみくんは笑顔で自己紹介した。男の僕がみても
イケメンだなぁ…








ホモじゃないよ?(((
あなた
あなた
さとみくんかぁ!私は蒼井あなたっていいます!これからよろしくね!ニコッ
さとみ
さとみ
っ//////
あなたが自己紹介するとさとみくんの顔がほんのり赤くなっていた
さとみくん今絶対あなたのことかわいいって思ったな。絶対思ったな。まぁあなたは天然水並みに天然だから気づいてないんだろうけどさ…
さとみくんがあなたのことをかわいいって思っているって思うとなんだか心がモヤモヤする…
ころん
ころん
あ、そういえばさ、さっきなんであなたあんな遅かったの?
僕はさっきからなんであなたがあんなに遅かったのか気になっていた
あなた
あなた
え?あぁ。さっき靴箱でさとみくんとぶつかっちゃってさぁww
ころん
ころん
え?そうだったの?
さとみ
さとみ
おうwwさっきはほんとごめんな!
あなた
あなた
いやいや!もう全然大丈夫だよ!
ほんとに私こそごめんね!w
んぅ…あなた今
きゃー♡なにこのイケメン♡めっちゃかっこいいんですけど♡私恋しちゃった♡
って顔してやがる…。※ころちゃんの想像です。


ちょっとからかっちゃお( ^ω^ )
ころん
ころん
そうだよさとみくん!あなたは女子じゃないからそんな謝らなくていいんだよw
あなた
あなた
あ??ころんくん?今なんて言った?
( ◜௰◝ )
やばいあなたから殺気を感じる…
ころん
ころん
あ、、コメンダヨッ
あなた
あなた
ジュース奢れよ( ◜௰◝  )( ◜௰◝  )
ころん
ころん
はぁぁぁぁぁぁ…しょうがないなぁぁぁ
あなた
あなた
やった!!
あ、あなた笑ってる。よかったぁ
さとみ
さとみ
2人とも仲良いなww
あなた
あなた
え、さとみくんやめて??こいつと仲良いなんて恥だわ。やめて??
ころん
ころん
えぇ!?あなた酷いって!!
僕達これでも幼馴染だよ??え、忘れてたって?
ふざけんな((
さとみ
さとみ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さとみくんいつもの独特な笑い声で笑っていた
あなた
あなた
ちょwさとみくんその笑いかた釣られるからww
あなたは笑いを堪えられず肩を震わせながら笑っていた
ころん
ころん
僕も釣られるってww

その後みんなで笑っていると先生が来てHRが始まった
出席を取り終えると先生が話し始めた
てんてー
てんてー
えー、今日から本格的な授業が…
先生が今日の予定とかを話していた

どうせあなたはまた聞いていないんだろうと思いながら隣をチラッとを見てみると
あなた
あなた
………
案の定頬杖をつきながら窓の外を眺めていた

あなたは自覚ないんだろうけど結構画になってるよなぁ。この姿
てんてー
てんてー
特に…蒼井。
あなた
あなた
うえっ!?
あなたは急に自分の名前を呼ばれてビックリしながら先生の方を見た

あーあ。目つけられちゃったw

僕は心の中で笑いながらドンマイとあなたを励ました
てんてー
てんてー
蒼井、今の話聞いてたか?( ^ω^ )
あなた
あなた
え、あ、いや?ちゃんと聞いてましたよ??
てんてー
てんてー
おぉそうか?じゃあ話の内容話してみろ
あなた
あなた
え、あ、あぁぁぁ…

聞いてないって認めてればよかったのにww今あなた絶望的な顔してるんだろうなぁw

すると横からこれまでにないほどの視線を感じた
チラッと横を見ると思った通り、あなたが助けの視線を僕に向けていた

こうなったら……










意地悪したくなっちゃうよねぇ…ニヤッ
ころん
ころん
どうしたのあなた?答えないの?
あなた
あなた
ねぇ、気づいてるでしょ。教えてよ
ころん
ころん
えぇ?どうしよっかなぁ〜?
てんてー
てんてー
おい蒼井、早く答えろ
お、あなたの顔焦ってるねぇww
あなた
あなた
おい、早くしろクソ猿
ころん
ころん
そんな口答えするんだったら教えてあげないよ?
あなた
あなた
…クソ猿……。
あ、言ったな?言ったな???(大事な事なので2回)
ころん
ころん
あーあ。
もう教える気なくなっちゃったぁ

僕はそう言ってぷいっと違う方を向いた

せっかくチャンスあげたのになぁ。

まぁ、これもあなたのせいだもんね。


グイッ グイッ




制服の袖を引っ張られあなたの方を向くと
あなた
あなた
ねぇ、ころんお願い…

あなたは涙目で僕を見つめていた
ころん
ころん
……っ///
なにその顔。今までそんな顔したこと無かったよね?

不意打ちはさすがにやばい……

これ以上その顔で見られると僕が耐えられない…
ころん
ころん
…ちゃんと他の先生の話を聞いて集中して授業に取り組む…だって
僕は答えを口にした








あなた
あなた
ちゃんと他の先生の話を聞いて集中して授業に取り組む…ですよね!
あなたはさっきまでの表情とは裏腹にドヤ顔で答えた
てんてー
てんてー
そうだけど、人に聞かないでちゃんと自分で最初から聞いとけよ( ^ω^ )
分かったか( ^ω^ )
あなた
あなた
はい。今日から清く正しく誠実に生きてまいりますのでお許しください
てんてー
てんてー
次はないからな(((圧力
あなた
あなた
はい。
周りのみんながクスクス笑いながら二人の会話を聞いていた


あなたはギリギリで怒られるのを回避し、安心しているようだった。

するとあなたがチラッと横を向いて
あなた
あなた
ころんほんとにありがとー!!ニコッ

満面の笑みを浮かべてお礼をしてくれた
ころん
ころん
……っ///////わかったから先生の話ちゃんと聞けよ。。

僕は急に恥ずかしくなってきて横を向きながら返事をした
あなた
あなた
もうさすがにちゃんと聞くってww

そこから僕達の会話は途絶えた
あーあ。僕今顔真っ赤なんだろうな。
自分でも分かるくらい顔が熱い。なんでこんなこと考えちゃうんだろ。

あなたは僕にとってただの幼なじみだったはずなのに…



そんなことを考えているとHRが終わっていた
人に言っておいて自分が聞いてないなんて……。
僕も人のこと言えないな
休み時間になるとあなたが椅子に座ったまま僕に近ずいてきた
あなた
あなた
ころん、なんか顔赤いよ?大丈夫?
あなたは僕が体調でも悪いと思って言ってくれているのだろうけど…
ころん
ころん
…あなたってほんと性格悪い
あなた
あなた
……は?
あ、怒っちゃった。まぁ今のは僕が悪いんだけどね
ころん
ころん
そんな怒んないでよーww
あなた
あなた
…別に怒ってなんかないし
あなたは自分の机に戻ってそのまま外を見ながら机に突っ伏してしまった
ころん
ころん
完璧怒ってるじゃんww
あなた
あなた
……怒ってないもん

…こうして見てみるとあなたの髪って綺麗だなって改めて思う。変態じゃないよ?((
僕はあなたの隣に行き髪の毛を触った
ころん
ころん
あなたの髪ってサラサラしてるよねー。
僕この髪すき。
あなた
あなた
ころんにいわれてもあんま嬉しくないわ。ころちゃんに言われたら死ぬほど嬉しいけど

……やっぱりあなたのド天然には叶わないよなぁww

ころん
ころん
僕が好きって言ってあげてるんだからもう少し喜んでよww
あなた
あなた
んー…まぁ嬉し言葉として受け取っとく

あなたの髪の毛って触り出すと楽しくてずっといじってられるんだよね〜ww

小さい頃とか触りすぎてよく怒られてた気がするなぁ
あなた
あなた
……ってか、いつまで人の髪で遊ぶんですかね?ころんさん?
気づけばもう少しで授業が始まる時間だった
ころん
ころん
え、もうそんな時間?早くない?ww
あなた
あなた
ほんと早いww
まじで授業とかやりたくないわ…
あなたとグチグチ話していると先生が教室に入ってきた
てんてー
てんてー
じゃあ授業始めるぞー。席に着けー。
先生が呼びかけるとみんな素早く席に着いた
男子生徒
男子生徒
起立。礼。お願いします
クラス一同
クラス一同
お願いします
てんてー
てんてー
じゃあみんな教科書開けー
先生の言葉でみんな教科書を始めた

僕も教科書を開き始めると隣からガサガサと音が聞こえた
ん?さっきからあなた机の中漁ってなにしてるんだろ。なんか顔ヤバいけど。

まさか教科書忘れたとか?いや、あのあなたでもさすがにそれはないかwww
てんてー
てんてー
おい蒼井。お前教科書どうした( ^ω^ )
早速あなたが目をつけられた
あなた
あなた
あ…、あのですね…。忘れました☆
…………はぁ…。

あなた流石にそれはやばいよ………。
てんてー
てんてー
…はぁ……。
先生も同じタイミングでため息をついた

そして次に先生は僕に目を付けた

…なんか嫌な予感がする。

てんてー
てんてー
おい青葉教科書見せてやれ

僕の予感は見事に的中してしまった…。

ころん
ころん
えぇ!?なんで僕なんですか!?
てんてー
てんてー
お前隣だろ。
これから蒼井のお世話係よろしくな。
あなた
あなた
え、先生お世話係ってなんですか。
私の事何歳だと思ってるんですか
てんてー
てんてー
精神年齢的に小学生だろ
あなた
あなた
先生!?
クラス一同
クラス一同
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あなたはめんどくさそうな顔をして近づいてきた
ころん
ころん
ほんとにぃ…
僕の優しさに感謝してよね…
あなた
あなた
んー。ありがとありがと。
ころん
ころん
…それほんとに感謝してる??w
あなた
あなた
うんうんしてる。
これからもよろしくねお世話係さん。

え、なに。あなた全然感情入ってないんだけど。だる。

ころん
ころん
ぐぬぬ…。仕方ないな。
あなたのお母さんになってあげる((
あなた
あなた
え、ころんきっしょ。オカマ?
ころん
ころん
ナンデダヨォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
僕が悲しみに暮れているとあなたは僕を無視して窓の方を見てしまった
あなた何考えてるんだろ。
あなたの綺麗な横顔を眺めていると何を考えているのか気になってしまった
もしかしてさとみくんのこと考えてるのかなぁ。

僕は今日の朝のこともありさとみくんのことを考えているのだろうかと思い、なんだかモヤモヤして寂しいという気持ちでいっぱいになった
…なんかやだなぁ。あ、そうだ。
話しかけたらさとみくんのこと考えないよね!!

僕はそう考えるとすぐにあなたに話しかけた
ころん
ころん
ねぇ…ねぇ……??
あなた
あなた
んえっ!?
あなたはいきなり呼ばれてびっくりしたようにこっちに振り返った
ころん
ころん
なんで無視するの!?酷い…。
あなた
あなた
え、、ごめんてぇぇぇ
あなたって僕がこういう顔するとなんか優しくなるんだよね。ふっふっふ〜。ちょろいぜ☆((
ころん
ころん
んぅ…。じゃあ今日ずっと話してよ…?だめ…??
あなた
あなた
え、、全然いいけど
ころん
ころん
ほんと!?やったぁ!!
あなたは動揺しているようだった。
よし、ここまで来たらもうさとみくんのことは考えてないでしょ!!ほんとちょろいなぁ〜w
気がつくと授業は終わっていた

んー。でも正直あなたってさとみくんのことどう思ってるんだろ

僕はボーっとしているあなたの横に寄った
ころん
ころん
…ねぇねぇ、さとみくんの事どう思う…?
あなた
あなた
え、さとみくん?カッコよくて優しくてすごく紳士だなぁって思うけど

やっぱ好印象だよね…。


自分でも分かるくらいしゅんってなったのが分かった。
あれ?なんで僕しゅんってなってるの!?
別にあなたのこと好きじゃないんだけど……

ころん
ころん
…ふーん。じゃあ僕は?
あなた
あなた
…え?
ころん
ころん
僕の印象は?

あなたは目を大きく見開いて僕を見ていた

驚いていたようだったが少しもしない間に答えが返ってきた
あなた
あなた
…いつも意地悪な事言うしウザイこと言うし人のこと煽るし猿みたいにうるさいしたまにドSだし
ころん
ころん
………。

印象悪いだろうとは思っていたけど直接言われると
心に刺さる…

あなた
あなた
…でもいざとなったら助けてくれるところとかたまーに優しいところとか朝も遅刻ギリギリまで待っててくれる所とか
あなた
あなた
私は大好きだよ…?ニコッ


………………え?

あのあなたがそんなこと思ってたの?

あなた
あなた
あの…ころんさん?生きてますか?
反応してもらわないとこっちも恥ずかしいんですけど…

しかも大好きってなに?
どうせあなたはなにも気にしないで言ってるんだろうけど破壊力凄いんだけど。え、なんなの。

あなた
あなた
…口にバナナ10本詰め込むぞ
ころん
ころん
え?バナナ?どこ??
僕はどこからか聞こえたバナナという単語を聞きとり現実世界に戻ってきた
あなた
あなた
お、お目覚めですか?
ころん
ころん
え、バナナは?
あなた
あなた
そんなもん持ってないよwww
ころん
ころん
は?なんで持ってないの?
あなた
あなた
普通学校にバナナ持ってくる人なんていませぇ~んww
ころん
ころん
うわっ、あなたに騙された。
さとみくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん

僕は叫びながら親友のさとみくんの元へと走った





















作 者 🌱
作 者 🌱
……はい。最後に投稿したのはいつだったでしょうか( ^ω^ )
もう覚えてすらないです( ^ω^ )
作 者 🌱
作 者 🌱
ってことで久しぶりの投稿ですが、
前あげたお話のころちゃんsideです!
それぞれ違う日にちまちまと書いてた文なので多分こいつ何書きたいんだろうって思っておられる方が多いと思います。ごめんなさい。
作 者 🌱
作 者 🌱
あ、それと書き方の系統(?)変えてみました!どうですかね?久しぶりだからあんま変わった気しませんかねw
作 者 🌱
作 者 🌱
まぁこれからこんな感じで頑張ります!
次の投稿はいつでしょうか!楽しみですね!おつうぃ!
作 者 🌱
作 者 🌱
あ、名前も変えました(((

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