第27話

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2020/06/16 10:09

ホテル ロビー

(なまえ)
あなた
モトキさん、あれって迷子じゃ……
私が言い終える前にモトキさんは
その小さな女の子のところへ駆け寄り
目線を合わせて…
モトキ
モトキ
こんにちは!お父さんとかお母さんは?
小さな女の子
……!!うぅ…ぱぱ…まま…どこ…
うわぁぁーん!!
モトキ
モトキ
そっか…ひとりで頑張って待ってたんだ…えらいね!!
モトキさんは優しい笑顔で女の子の頭
撫でてる…

モトキ
モトキ
よし!じゃあ、僕がパパとママを捜してくるから…
お姉ちゃんと一緒に待っていられるかな?
小さな女の子
う…待ってる……
モトキ
モトキ
あなたちゃん、お願いできる?
(なまえ)
あなた
わかりました!
よーし、じゃお姉ちゃんと待っていようね!
モトキ
モトキ
俺さその辺とか受付とか、ちょっと捜してくるから……
(なまえ)
あなた
お願いします!
モトキさんが捜しに行っている間…
小さな女の子
ねー、おねえちゃん?
ニコニコのおにいちゃんかっこいいね。
(なまえ)
あなた
ふふっ…ホントにね!
小さな女の子
……おねえちゃんのかれし?
けっこんしないの?
(なまえ)
あなた
!!///いや、違うよ?///どうして?
小さな女の子
だってぇ…おにいちゃんカッコいいし、おねえちゃんかわいいしー

わたしもおねえちゃんみたいになりたい!
(なまえ)
あなた
ありがとね…///

きっとね私なんかより可愛くなるよ?だって、もうこーんなに可愛いんだもん!
小さな女の子
えへへ///あとね…
おにいちゃんかっこいいから、おにいちゃんのおよめさんになりたいな…

あ、おにいちゃんにいっちゃダメだよ?

そんな話しをしていると
モトキさんが走って戻ってきた

モトキ
モトキ
あなたちゃん、ご両親見つけたよ!

……あれ?仲良くなってる?何の話ししてたの?
(なまえ)
あなた
えー?……女の子だけの秘密でーす笑

ねー?笑
小さな女の子
うん!ひーみーつー!
モトキ
モトキ
なになに?…気になるなぁ…笑
そこに女の子のご両親がやってきて
すごく丁寧にお礼を言われた

家族で結婚式に出席するためにこのホテルへ来ていて、女の子がはぐれてしまったとのこと
パパとママのもとで笑顔満開の女の子

帰るのを見送っていると、こちらへ走ってきて
モトキさんと私にギュッと抱きついた
小さな女の子
カッコいいおにいちゃん、かわいいおねえちゃん…ありがとー!


……あ、おねえちゃん…さっきのひみつだよぉ!
(なまえ)
あなた
うん、分かったよ笑
秘密ね!
モトキ
モトキ
もー…何だろうなぁ…気になるし笑


じゃ、気をつけて帰るんだよ?
バイバイ!またね!
小さな女の子
ばいばーい!!
そう言うと女の子は笑顔で帰っていった
(なまえ)
あなた
可愛い女の子でしたね!
…無事にご両親のところへ戻れて良かったな
モトキ
モトキ
そうだね、無事に戻せて良かったよ…
(なまえ)
あなた
それにしてもモトキさん…子供好きなんですね…
子供に接する笑顔がとっても優しくて…
素敵でした…///
モトキ
モトキ
えっ…そう?///
子供好きだけど…そっか、そんな顔してたんだ///
モトキ
モトキ
でもそう言ってもらえると嬉しい…
ありがと…///
モトキさんは恥ずかしそうにしてたけど、いつもの優しい笑顔を見せてくれた…
(なまえ)
あなた
(モトキさんの知らない一面を見れた感じ///)
モトキ
モトキ
でも、ちょっと恥ずかしいね…///



……あ!あなたちゃん、そろそろディナーの時間だ///
レストランに行こう?
(なまえ)
あなた
そうですね!行きましょうか?
モトキ
モトキ
それじゃ、エスコートさせていただきますね笑
お手をどうぞ、お姫様?///
(なまえ)
あなた
はい……///
モトキさんのエスコートで、ホテルの最上階にあるレストランへ
案内されたテーブルは夜景が一望できるところで…
(なまえ)
あなた
(!わぁ…すごく綺麗…///
初めて見たかも…///)
格式とかマナーとか吹っ飛んじゃう位に感動していると…
モトキ
モトキ
…今日はここに来れて良かった…
俺さ、あなたちゃんと来れたのが嬉しいんだよ?///
(なまえ)
あなた
あ…///私もモトキさんと来れて嬉しいです…///
あなたSide

モトキさん…急にそんなこと言うから…恥ずかしくて顔見れないよ…///


モトキSide

あ///あなたちゃん、顔真っ赤にして、目そらしちゃった…
何か俺も…恥ずかしくなってきたんだけど…///
モトキ
モトキ
じ…じゃあ食べよっか?///
(なまえ)
あなた
そう…ですね///
それからコースで色々な料理が運ばれてきて
一流の美味しい料理のハズが…

目の前のモトキさんが気になって…ね…///

それでも何とか美味しく食べることができた
食事を終えて店を出ると
モトキ
モトキ
また帰りも…家まで送るから…///
(なまえ)
あなた
はい///
モトキ
モトキ
(…でも、まだ話したり足りない…あなたちゃんと一緒にいたいな…)

ねぇあなたちゃん、もう少しだけどこかで話さない?///
(なまえ)
あなた
!…いいですね///
じゃあ…あの公園どうですか?
モトキ
モトキ
いいね、行こっか///
その公園は川に近く、土手の上にある

心地よい風が吹き抜け
水面に映った月の光を揺らした…
(なまえ)
あなた
んーーっ気持ちいいですねー///
モトキ
モトキ
ホントだね///

…今日は一緒に行ってくれてありがと!ホントに楽しかったよ?///
(なまえ)
あなた
私こそありがとうございますっ///
モトキさんが一緒で良かったです!
モトキ
モトキ
ありがと///


………ね…ちょっと話してもいい?
俺の昔話…笑
(なまえ)
あなた
昔話……ですか?
モトキ
モトキ
そう……さっき思い出したんだけどね

…迷子の女の子助けたでしょ?
モトキ
モトキ
あれ…俺がまだ子供の頃…同じ場所で同じことした事あるんだよね
(なまえ)
あなた
(あれ……?何か……)

それって……
モトキ
モトキ
つまり…昔も同じ場所で迷子の小さな女の子を助けたことあるなって……
(なまえ)
あなた
…………
モトキ
モトキ
両親と離れちゃって不安なのに、俺の話を聞いてくれてたのを思い出したよ…
クリックリの大きな目に涙いっぱい溜めたままね…
(なまえ)
あなた
あ、あの……それって……









その少し前…



マサイ
マサイ
しーるーくー!

なぁ飲みに行かねぇ?仕事終わったし…
シルク
シルク
おーいいな!行くか!
マサイ
マサイ
モトキ休みだからふたりでな笑
シルク
シルク
(そういやさっきブーケ買いにきてたな…)

りょーかい笑
マサイ
マサイ
じゃーどこにすっかなー…
飲み屋に向かって歩いていると
公園で見覚えのある姿が……
マサイ
マサイ
!!…シルク…あれってさ…
シルク
シルク
どした?ん?………!!
あれは…どう見ても…
マサイ
マサイ
……モトキとあなたちゃん……だよな?
なんで………
モトキさんとふたりで出かけたところを

マサイさんとシルク店長に見られていた……




また心地よい風が吹き抜けていった












ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・




はい、作者でございます。

今回はいろんな事がおきましたが、いかがでしょうか?笑


迷子とディナー、そしてモトキさんの昔話。
さらに見ていたシルク店長とマサイさん笑
どんな形で進むのか私もドキドキです笑


次回もお楽しみに!



それでは、アデュー!!


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