第36話

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669
2020/09/10 09:33


ーマサイ、帰り道



マサイ
マサイ
(さて…シルクには連絡したし、あとはモトキか…)
マサイSide

モトキにLINE…っと
途中で酒とつまみでも買って帰るか
あとは、モトキになんか作ってもらって…
そのまま店へ向かい買い物をして家へ
マサイ
マサイ
(にしても、今日あなたちゃんに会えて良かったな…
気持ちの整理がついたし…素直にモトキを祝福できそうだ…)
反射的に微笑みを浮かべた俺は、家路を急いだ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ーその頃
モトキ、仕事終わり…
モトキ
モトキ
(えっと…後はこれで終わり…かな)
モトキSide

何か…今日は疲れたなぁ
こんな日はあなたちゃんに会って…癒やされたいわ…
……!?って何考えてんの、俺…///
モトキ
モトキ
(んーでも、ホントあなたちゃんに連絡しよっかな……


……あれ?マサイからLINEか…)
【マサイLINE】
おーーい!もときーー!
仕事終わったよな?
【モトキLINE】
……今終わるよ

どうしたの?何かあった?
【マサイLINE】
きょうなーウチで飲むぞ!

仕事終わったらウチに来るように!
これは強制でぇす!

以上!
【マサイLINE】
あ、しるくも来るからよろしくー💗
モトキSide

怖い怖い…マサイのテンションが変…
これは、何かあるな…
【モトキLINE】
はいはい…分かりましたよ

仕事終わり次第向かうから
マサイの態度に引っかかる物を感じつつ…参加することを伝えた
モトキ
モトキ
ふぅ…じゃあ仕事を終わらせますか…






ーその後、マサイの家

モトキ
モトキ
(さて…とマサイの家か…
どうせ何か作れって言われるんだろうな…)
ちょっとしたつまみを作れる材料を持って、マサイ家のインターホンを押す
モトキ
モトキ
マサイー、開けてー?
中から“はいはい”の声とともにカギが開いて、マサイが顔を出した
マサイ
マサイ
…いらっしゃい……どうぞ?

シルクも来てるから
モトキ
モトキ
……お邪魔します
モトキSide

意味ありげにニヤニヤと笑うマサイ…
俺の身に何が起きるんだよ?一体…
シルク
シルク
よぉモトキ…お疲れ~!
モトキ
モトキ
…お疲れ
シルク早いじゃん…いつからいるの?
シルク
シルク
おぉ、そうだな…2時間前くらい?
ずっとスマブラやってたわ!
シルクと話していたら、後ろから来たマサイが顔をのぞかせて…
マサイ
マサイ
もーときぃ?来て早々にわりぃけど…前みたく食いもん何か作ってくんね?
モトキ
モトキ
そう言うと思ってさ…材料買ってきたよ
マサイ
マサイ
おぉ!さすがモトキ様~!

よろしくなー!!
モトキ
モトキ
はいはい、わかりましたよ…
マサイ家のキッチンで料理を始めた頃…
マサイ
マサイ
(なぁシルクー?今日さちょっと面白い事があったんだよ)
シルク
シルク
(えー?面白い事?でもさ、何コソコソ話してんの?)
マサイ
マサイ
(だってさ、モトキにバレたらつまんないじゃん!!

あ…でも、シルクも後でのお楽しみな!)
シルク
シルク
(なんだよー…気になるわ…)
話していたら料理が出来上がり…
モトキ
モトキ
はーい、出来たよー!!
シルク
シルク
おぉ…普通にうまそ!
さすがモトキ!…いい嫁になるわ
モトキ
モトキ
はいはい、嫁かよ…

マサイ…酒は?
マサイ
マサイ
いっぱい買ってあるから、朝まで飲んでも大丈夫だぞ

…ふたりとも明日休みだろ?
シルク
シルク
そうだな、たまにはいいんじゃね?
モトキ
モトキ
いや…俺にも予定ってものがさ…
マサイ
マサイ
まぁまぁ…ほらモトキ、酒!

乾杯しよーぜ!
シルク
シルク
よっしゃ!

…じゃ今日もお疲れ!カンパーイ!!
マサイ
マサイ
カンパーーイ!!
モトキ
モトキ
(…ま、いっか)

乾杯!
モトキが作った美味しいおつまみとたわいも無い話を酒の肴に、宴は始まった

アルコールがまわり、程よく出来上がって来る頃…マサイが口を開いた
マサイ
マサイ
…なぁ…今日面白い事があったんだけどさ
モトキ
モトキ
えー?なぁに?面白い事って…
シルク
シルク
(……!)
マサイ
マサイ
とりあえずさ、この写真見てくれよ
モトキ
モトキ
………え?何でマサイが…この写真…
シルク
シルク
何だよ…これ…
マサイが見せた写真、それは海辺で微笑むあなたが写っていて…
モトキ
モトキ
ねぇ…どういうこと?何でマサイがあなたの写真持ってるの…
シルク
シルク
マサイ…説明しろよ
マサイ
マサイ
ふふん…一緒に海に行って撮ったんだよ
不敵な笑みを浮かべたマサイは、そう言い放った
モトキ
モトキ
………
シルク
シルク
おい…あなたちゃんとふたりで遊びに行ったってことかよ?
マサイ
マサイ
………
シルク
シルク
黙ってたら分からねぇよ!!
下を向いていたマサイが顔を上げたら
いつもの満面の笑みで…
マサイ
マサイ
なーんてなっ!

海で写真撮ったのはホントだけど、別にデートしてた訳じゃねぇよ…
モトキ
モトキ
…え?
シルク
シルク
…はぁ?
マサイ
マサイ
今日…写真撮りに行った街でナンパ男に絡まれてるあなたちゃんを助けてさ、一緒にメシ食ってその後写真撮るのに付き合ってもらったんだよ…
それだけ!
マサイ
マサイ
で、その時の写真がこれ
シルク
シルク
何で初めから言わねぇんだよ…
変な心配しちまったわ
マサイ
マサイ
だって…面白いじゃん?
シルク
シルク
マジか……
モトキ
モトキ
もしかして…そのために今日俺を呼んだ?
マサイ
マサイ
それもある!

まぁ、色々聞きたいこともあるけど?
シルク
シルク
いや、俺もモトキには聞きたいことあるけどさ…
マサイ…趣味わりぃぜ…
モトキ
モトキ
そうだよぉ……俺マジでビックリしたんだけど
マサイ
マサイ
まぁまぁ……良いことも教えてやるからさ!

飲み直そうぜ?
マサイ
マサイ
……ねぇ、さらっと彼女を呼び捨てにしたモトキくん?
モトキ
モトキ
あ……///
シルク
シルク
おぉそういえば…!!

もーとーきーくん?色々話してもらうからな…!
覚悟してろよ?
モトキ
モトキ
うぅ…マジか……///
頬を赤くしたモトキ…シルクとマサイの追求が始まります
モトキ
モトキ
勘弁してくれよ~///

(あなた…助けて~///)











ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



はい、作者でごさいます


更新がすごーく遅くなりました!
お待ちいただいた皆さま、すみません!

作者、ちょっと行き詰まって書けなくなっていたりしたので…

これからはもう少し早い更新を目指します!


さて、今回は宅飲みが始まりました
どう進むかもう決めているので、次回は割と早く出せると思います!

お楽しみに!



それでは、アデュー!!





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