お花屋さん、閉店間際ー
『ウェディングプランナー』
ーあれは私がまだ小さい頃の記憶。
両親と親戚の結婚式に出席したときのこと。
ウェディングドレス姿の花嫁さんに見とれていた私は、迷子になってしまった。
両親とはぐれてしまった私は、泣きじゃくっていた。
そこに……
それから両親が見つかるまで一緒にてくれた笑顔のステキな男の子。
手をつないだまま、いろんな話もしたな…。
優しい笑顔でクシャッと私の頭をなでてくれた。
その笑顔で不安が無くなったのは覚えてる。
たぶん…、私の初恋…。
あの時以来会えてはいない。
そう言えば、名前も知らないや…。
覚えてるのはあの『優しい笑顔』ーー
…何か思い出しちゃった。
おにいちゃん、いつかどこかで会えるといいな…。
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モトキ・マサイSide
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はい、作者でございます。
ふたりの職業、ウェディングプランナーでした。
当たっている方もいましたねー笑
これから登場人物達の気持ちとか、少しずつ変わっていきます。
ぜひ見てくださいね!!
それでは、アデュー!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。