第3話

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2018/02/19 08:34
転校するとはいえ、なにも変わらない日常生活。
恋
(あ、次、移動教室だ)
あたしは席をたって理楓を探す。

理楓って言うのは、あたしのいつメン…かな。
恋
理楓、いこ?
理楓は根っからのお嬢様系女子で、真面目で人気もので、かなり可愛く、モテる。


いわゆる、、完璧女子だ。
理楓
理楓
あ、うん!ちょっとまってね〜
理楓は正直に言うと、かなりとろい。

運動神経が悪いからなのか、性格上なのか、それとも両方なのか。
あたしはのんびりと教室のドアの前で待っている。
色葉
色葉
理楓理楓〜!はやくっ!遅いよ!
恋
(うわ。来た。)
この子は色葉__理楓依存症だ。


理楓は人気もので可愛くて、本当に完璧な女の子なのだ。だから…こういう子が集まる。



そして、理楓は、それを断る事ができない。

元々は色葉は違うグループにいたのだが、理楓と同じ班になって以来、理楓に付きまとうようになった。



実際は依存というほど酷くないかもしれないけど、あたしにとってクラスで1番仲のいい理楓に依存されたら、困る。

たまに移動教室とかぼっちで行かなきゃ行けないもん。
理楓
理楓
ごっごめん、
色葉
色葉
いいんだけど、トロいなぁ、理楓は。
こうやって毒舌なこともあり、理楓はかなり困っていると思う…ただの考えすぎかもしれないけど。
そして、色葉的にあたしが邪魔なのかしらないけど、あたしに冷たい態度をとってくる。


あたしは、何もしてないと思うんだけど。

存在自体がムカつくのかもね。


ははっ、なんか凜音みたいだ。
恋
あー…理楓?
でもこうやって、なおさら理楓を困らせちゃうのは、あたしもやっぱり理楓が好きで、独りになるのが嫌だからなのかな。
色葉
色葉
ねぇ!理楓早く行こ?
理楓
理楓
あ、え、う、うん。
理楓もまあ、かなり、流されやすいタイプなのかもね。

すっごいや。
申し訳なさそうな理楓からの目線がキッツ。
恋
あたしも、一緒に行ってもいい?
結局、あたしがついていったみたいになるのは、あたしのせいでしょうか。


それとも、色葉のせいでしょうか?
理楓
理楓
うん!いこ!
色葉
色葉
…うん
色葉は、下を向きつつあたしを睨んで、















そのあと、にっこり笑った。
















色葉
色葉
ねぇ、理楓、早く行こっ!










____あの、あたしは?
恋
はぁ。
これが、変わらない、あたしの今の日常。

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