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2021/06/14

第2話

#2
「でも色彩屋は胡散臭いから」と答えたら、胡散臭いとか気にしている場合じゃないと無理矢理説得された。
あんまり商売については関わりたくは無いんだが…
そもそも色彩屋は滅多に現れない。逢いたくて巡り逢える様な代物では無い。
本当に必要としている者だけがいつまでも辿り着いて通える。
私は本気で必要としているが、金などいつか底をつく。
何より私の所為で病院通いだったので元々私が産まれてからは裕福な家庭では無かったのだ。
私は高校生でバイトなどするのは容易い事だが、障害を持った奴なんて誰にも相手もされずに___
いや、面接で既に落ちるのだろう。誰も雇ってくれる筈が無いし。
それを妹は察したのか、「私がバイトする、中学生だし学校側からもバイトOKらしいし」と言った。
それ以外なす術が無いので仕方なく承諾した。
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小腹が空いたので妹の分もついでにコンビニへアイスを買いに行こうとした。
すると色彩屋があった…こんなに早く見つかるとは…
とりあえず色を買うだけ買ってからアイス買って帰れば良いかと軽い気持ちで店主を呼んだ。
しばらくして、店主が来たかと思ったら真っ黒の色を纏った店主が出てきた。
下水でも飲んだのかこの店主は…
そう思っていたら私を前にして店主は「あんたは色が無いのか?」と聞いて来た。
あまり喋り方が客に対しての態度では無い様な気がしたが、顔は幼い少女みたいでキツく当たれなかった。
私はそっけなく「そうですが何か」と応えた。
すると「此処で色を買っても金も底を尽きる。この世界では法律は無い。人を殺してでも色を飲め」と言われた。