第4話

story4
1,442
2018/02/26 07:14





涼Side






〜帰り道〜











あなたの様子が妙におかしいと思ってたんだ。。







朝、美結と話してる時も




内容までは聞き取れなかったけど




いつもと表情が少し違った。








けど、原因はこいつね、、






浮所飛貴。。










女たらしって噂のね、、








『....涼?』







涼「ん?どうした?」







『何で急に迎えに来たの?』







涼「ダメだった?笑」







『いいや、助かった』







涼「あの浮所とかいう後輩?」







『え!?なんで知ってんの?』







図星かって







涼「あー、女ったらしっいう噂聞いてたから。一緒に帰ろって誘われてたんでしょ?」







『う、ん。。でも、浮所くん、女ったらしではないと思うんだ。。』







涼「どうして?」







『んー。。。。勘!!!!』








え?










涼「はぁ?信用出来ねぇわ〜、お前ん家着いたぞ」






『ありがとう〜!んじゃまた明日〜』







涼「はーい」















あなたは、自分で気がついてないだけで



きっと、浮所の事、、、、











__________









〜月曜日〜








あなたSide








今日は、月曜日ですね。。








委員会の係の日ですね。。








嫌だぁぁぁ。。







涼「おーい、あなたさーん?だいじょーぶでーすかー?」







『う、うぅ』







忘れてた、朝のHR前だった。







美結「今、こいつ疲れてんの!多分」








まぁ、気持ちが疲れてますね。







『ねぇ、うち、早退していいかな?』







美結「具合い悪いの?保健室行く?」







いや、そういう事じゃない。。







頼むから涼察してくれ







涼「まじ?保健室連れていこか?」







おい。







先生「はーい、HR始めるぞー」







美結「また、具合い悪くなったら言ってね」







だから違うって











あ〜、帰りたい。。












_________









〜放課後〜








図書委員の係の内容は、主に


昼休みと放課後図書室の整理とか、管理とかをするんだけど、、







浮所「あなたせーんぱい♪」







『ん〜?』








こうなると思ってた。。







私の優雅な読書の時間がぁぁ










浮所「あなた先輩って彼氏いたこととかあるんですか?」







『ふぇ?』







浮所「えぇ!?まじすか!?誰???この前一緒に帰った先輩ですか!?」







勘違いしてるし、、









『ちょっ、待って、私なんも言ってないし。。』






浮所「あっ、いない感じっすか?笑」







あーそうだよ!告白して振られたんだよ!







浮所「先輩知ってます?去年卒業した、優斗先輩!めっちゃモテモテだったらしいっすよ」






え?なんでこいつ知ってんの?




1個下だから、優斗先輩が卒業した後に入った訳でしょ?



何で。。







『なんで、優斗先輩の事知ってんの?』







浮所「友達に聞きました笑
てか先輩、急に固くなってどうしたんですか?」






『べ、別に。』







浮所「まさか、先輩の好きな人、優斗先輩だったりして、」







『ッ、』







図星ですよ









浮所「え?まじすか?えー!告白とかしました?」







『もう!うるさいな!はい、仕事!』







浮所「OK、もらえましたか〜?」







もう、うるさい。。。





思い出しちゃうじゃん!







『....ッ』







浮所「せ、先輩?振られたんですか....?」







『浮所くんには、関係ない事だから』







浮所「でも、先輩泣いてるじゃないですか?」







え?







私、、泣いてる?









ギューッ








『ちょっ、浮所くん!?』







浮所「....」







『....ちょっ、』







浮所「泣いていいですよ....」







『え?..泣かないよ、だって先輩だもん』ニコッ







浮所くんから離れた。。







浮所「後輩だったら、ダメ、ですか?」









『えっ?』







浮所「あっ、ごめんなさい....勝手に抱きしめたりして、」






『うんん、ありがとう!さっ!仕事〜!』







浮所「....」














あぁぁぁぁぁぁぁぁ








恥ずかしぃぃ









それに、めっちゃ気まずいじゃん











早く帰りたい。。。

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